
中川良平/ 杉原書店
楽器を演奏するならやっぱり醍醐味は合奏でしょう。演奏したときの音のハーモニーがとても気持ちいいのです。しかしサックスの2重奏用楽譜は、たいていアルト+テナーで書かれていて、淋しい思いをしていました。なんとかアルト2本でやれる楽譜はないものか!そしてついに発見したのです。「2本のフルート or 2本のアルトサックスのための2重奏曲集」
値段は少々お高かったですが、それでも驚きの186曲収録で、コストパフォーマンス最強、オススメの1冊と言えるでしょう。
実は先週楽譜売り場で気になって手に取って、ぱらぱらと見て、価格を見て「高いなぁ…」と思っていったん購入を見送って、でも気になって買ってしまいました。購入のきっかけは、サックスの2重奏の楽譜で、これだけボリュームのあるものが他になかったということ。収録曲集はなんと世界各国から186曲です。
人気のある楽器だということもあり、サックスの楽譜はかなり数がでているのですが、楽器店で数多く取り扱っている楽譜はほとんどがジャズ。さらに、1人で練習するための楽譜であることが多い。アンサンブル用の楽譜もあるのだけど、多くが4重奏や5重奏で、2重奏はあまりない。2重奏はあっても、使用するサックスの種類が「アルト+テナー」だったりで、「アルト+アルト」は決して数が多いとは言えないのです。そんな現状があるので、この楽譜は買いだと思って、悩んだ末に買っちゃいました。
特徴は上記に挙げた点と、あと、著者の自筆の楽譜、イラスト、エッセイがそのまま印刷されていること。ぱらぱらめくっていても味があって和む。ただ、たまに微妙に間違ってるっぽい部分があったり、手書き故に見づらかったりも、ある。それとこれ、演奏する人主体に書かれているっぽい雰囲気。
収録曲のジャンルは、クラシックをアレンジしたものから、民族音楽、童謡、ポップスや映画音楽まで幅広く収録。これだけ盛りだくさんだと、嬉しい。
収録曲のレベルは、私のようなぺーぺーの初心者でも「頑張れば吹けそう」なレベルから、相当のレベルの経験者じゃないと吹けなさそうな曲まで。アマチュアでサックスを吹いてるうちはこれ一冊でずーっと楽しめそうです。メロディーラインと伴奏ラインだと、伴奏ラインの方が難易度は高そうなので、上手な人と演奏を楽しむにもいいかも、と思ったり。もちろん見た感じですが。夢は広がります。
面白いのがこの著者、凄腕バスーン (ファゴット) 吹きらしいのですが、「2本のバスーンのためのマイ・ニュー・メロディー・ブック」や「一人ぽっちのバスーニストのためのマイ・リトル・バッハ・ブック」とか、ニーズがあるのかないのか分からない曲集を、がんがん出しているのです。吹奏楽もオーケストラも演奏経験がない私的には、バスーンという楽器、見たことはあるけどレアな楽器のイメージがついて離れないので……。コンサートとか行って、アンサンブルやります!って言って、いきなりバスーン2本がどーんと出てきたら、かなりびっくりするかも(゚∀゚)
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