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妄想代理人

  • 2007-08-01 (水)
  • Category: 映像
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妄想代理人(1)妄想代理人

なにこの神経症的世界観。こんな危うい世界観、流しててええのん?と思ったりした。モチーフが分かりやすいし、自分の持っていた世界の概念、それから獲得した世界の概念と共通する部分が多くて、面白かったけどね。

長々書いたらくどくなるから、ざーっと箇条書き。

世界は、厳然と存在する真実 (外) +解釈 (内) で成り立っている。そういうの上手く描いてるよなー。

妄想 (ちうか内的な世界観?) に同調してそれが伝播していく感じ、上手いなー。第5話。

途中から急に神経症的な世界観が押し寄せてくるので、弱い人注意。

集団ヒステリーってめちゃめちゃ怖い。リアル世界でも散見される (こっくりさん等) し、集団ヒステリーをモチーフにした作品、今までに多々読んだけども、やっぱり怖い。この世界観、うまいことビジュアルで書いてるからすごくリアルよ。少年バットが巨大化していくところなんてもうw

呪いが発動するときって、多分こんな感じだよね。

精神的にギリギリの人がぷつんと切れた瞬間に、向こう側から攻撃されて怪我をしたり死んだりとかいうパターンは、実際にありそうなのでとてつもなく怖い。夢の中で怪我をしたら、その場所が痣になってたとかたまに聞く話だし。

向こう側とこっち側が重なるという経験は何度かしている。私の場合、向こう側で見ているものに対して、こっち側で身体がその通りに運動している程度。空を飛んでいる vision を見ているときに、こっち側で手足がじたばたと動いてたりとか。似たような経験した人いたらおもしろいなぁ。

「ない」が真であるのに、「ある」前提で思考して嵌るというパターンは、お約束のパターンだけど、上手く使うと本当に面白い。

否認するのはあかんわ。とにかくあかん。なかったことにするのが一番よくない。

認識していない物は存在していないことになる、すなわち、その人にとっての世界がなくなること。このアニメで語られる世界は、月子にとっての世界。だから月子が向こう側に閉じこもった瞬間世界は黒に飲み込まれた。

わけの分からない数式をじいさんに通すと単純な解が導かれる。わけの分からない数式=現実、じいさん=人間 or 語り手、解=人間 or 語り手の言語etcの表現によって単純化、象徴化された世界。

第8話、おまえら、全然死ぬ気ないだろw
つうか死にたがっている自分が大好きだろw とかおもた。

このアニメ、悪影響もどっさりありそうだけど、回復とか立ち直りへのエッセンスがものすごくたくさん入っているから、特に後半はしっかり見ておいた方がいいよ。一部の人間にとっては相当耳が痛い部分もあると思うけど…。

刑事の奥さんの独白と、自分の世界に取り込まれてしまった刑事さんが立ち直るシーンがその典型。あと、最終話全体ね。

『自分の居場所がないっていう現実こそが、俺の居場所なんだよ!』

ここにすべて詰まってるよ。

なんかさー、現実感の希薄さとその克服って、今の文化のなかで重大なテーマになってる気がする。(気がするだけ)

公式サイト:http://www.mousou.tv/

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Comments:2

のうば 09-07-01 (水) 0:29

私には8話はとても印象深かったです。
どうも周りに溶け込めない不自然な三人や少年バットに殴られない場面、最後おじいさんが驚愕して気づいてしまった事。何回か見直しました。

TsumuRi 09-07-02 (木) 18:54

これを見たのが2007年なのでもう相当忘れちゃってるのですが、世界の概念がすごく印象深かったように思います。当時はとにかく痛い痛い痛い痛い!!!と思いながら見てましたw

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