台風5号が来てますねぇ。今年台風が来るの早いよね。もう2個目上陸だもんね。やっぱり偏西風弱くなってるの?(…ってどこかで聞いた気がするけど忘れた) 明後日頃には抜けているだろうけども、見事に直撃したもんだ。
ところで、台風で思い出したことがあるから書いてみるよ。
台風予報図のはなし
小さい頃、台風予報図の読み方を知らなかった。
あれって実線が移動経路で、現在位置よりあとは予想に過ぎないじゃない。現在位置よりあとのマルは、どっかこのへんにあるという予想で、「現在」から離れれば離れるほど予想誤差も大きくなるから、マルも大きくなっていくという寸法。よくできた図だよね。移動経路だけじゃなくて予想の誤差範囲までちゃんと書いてくれてるわけだから。1
しかし、当時、読み方を知らなかったので、こう考えた。
時間が経つと、台風は巨大化する!
あほうな私の目には、今巨大な台風は、途中でちょこっとだけ小さくなって、時間が経つにつれてどんどん巨大化して、東北や北海道に着く頃にはえらいことになるように映っていたのだ。そのまま太平洋を渡り、アメリカやカナダに着く頃には、超パワーアップしてると信じていた。
台風が太平洋を通り越して超パワーアップするとハリケーンになる
もっとパワーアップすると竜巻になる
そもそも発生場所が違うから…。
しかしそう信じ込んでいた私は、毎年台風が太平洋側に抜けて、弱い熱帯低気圧になり、消滅したというニュースを聞き「海の向こうの国は救われた…と」胸をなで下ろしていたのでした。
台風とメリー・ポピンズ
これも小さい頃のはなし。
わりと大型の台風が地元を直撃したことがあった。実家は木造2階建てなのだけど、2階にいると揺れる揺れる。心配した母親が夜中に起こしにきて、2階が台風で飛ぶと困るから1階で寝るようにと、我々子どもたちに命じるくらいでした。
朝、目が覚めたらまだ風が強くて、それでも雨は降っていなかったから、弟を誘って、傘を持って、被害状況の検分に出かけたのです。2 ばれたら怒られるのは分かりきっているのでこっそり出かけるあたりが子どもw
そして傘を広げて、びゅーんと風に煽られながら、傘の浮力を楽しんだのでした。気分はメリー・ポピンズ。ここででっかい風が吹いたら、きっと風に乗って空を飛べると考えていたあたり、子どもの妄想力って恐ろしい。
ちなみに被害状況はと言えば、近くの家の瓦が落ちているわ、ビニールハウスが倒壊しているわで、なかなかの眺め (ヲイ)。ひと通りご町内を一周して、実家の前に戻ると、ひときわ強い風が吹いて、傘が手を離れて飛んだ。傘はそのまま、びゅーんとどこまでも飛んでいった。
そこには本当にメリー・ポピンズがいた。
ところで、今冷静に考えたら「びゅーんとどこまでも飛んでいく」のは多分あり得ないはずだ。だけど記憶の中ではどこまでも飛んでいったことになっている。傘がその後どこに落ちたのか、私は覚えていない。私の記憶は、風に飛ばされた傘が落ちるという夢のない現実よりも、傘がどこまでも飛んでいくという夢を信じたがったのだろう。
関係ないけど多分その年の台風で、外においてあった犬小屋が、中で寝ていた犬ごと飛ばされたらしい。父親が犬小屋がないことに気付いて探しに行ったところ、犬が必死で吠えてたとかなんとか… orz
台風と電子天秤
これは最近のはなし。
天秤の正確性は分析屋の命なので、毎朝内部校正をやった後に、基準分銅で正確性を見るのね。いつもきっちり合います。測定に問題ないと考えられる誤差範囲内にきっちり納まります。
が、台風のときは気圧が不安定なのでそう簡単にいかない。電子天秤のデジタル数値がぐらぐらするのが通例。0.01 mg の桁が多少ぐらぐらするくらいならまだしも、1 mg の桁が派手にぐらぐらし始めるともう仕事にならない。分析法によっては 10 mg 単位で質量を量るから、その中の 1 mg といえば相対誤差 10% です。でかすぎる!
なのでこういう日は仕事を放り投げます。こういう日に急ぎの分析が入っている人は悲惨です。台風が通過するまで仕事が進みません。
普段はあまり意識しないけど、こういうとき大気圧の影響ってすごいなーと思うわ…。基準分銅を量ったときの数値に影響が出るんだもんな。
Footnotes
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