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「わかるわかる」の続き。

あんなにも、相槌としての「わかるわかる」が大嫌いと言ってたのは何故かしら、と考える。

結論から言うと、「軽いとむかつく」それだけです。以下ダラダラと考察。考察というか言い訳というか、ま、そういうものですわ。


まず、ひとつ気づいたのは「わかる」という言葉が、自分にとって執着ワードになっているということ。人間の意思伝達の手段のうちで、一番大きなものは言葉だと思うけど、常日頃から「言葉の役立たず!」とか感じることが多いために、「そんなに簡単に分かるなんてありえねぇ」とか、被害者意識モード1 に入りかけてたのかも。こりゃ困ったね。

基本的に、相手と私が違う人間である以上、ある表現について、思い浮かべているものや感覚が、完全に一致していることはあり得ないと思うし、「相手がどのように分かったのか」を知りたいのだと思う。だから簡単に「わかるわかる!」と相槌を打たれるとむかつくんだと思う。


これから、ちょっとその理由を書く。

私には、どうやら相手に過剰に期待しすぎな部分があるようだ。

普段は、相手と私が違う人間であると思っているくせに、色々と話しているときに、相手の「わかるわかる!」を聞くと「そっかー、私と同じように分かってくれたんだー」と思いこむ場合がある。どれだけ平和な脳みそしてるねん…

そしてその後、「わかるわかる!」と言った相手が、それについては実際なーんにも理解を共有していなかったことに気づいたとき、「分かるって言ったくせに嘘つき!」という感じで幻滅する。こういう経験は人生の中で何度もあった。

逆に、自分がそれをやらかしたことも何度もある。

こういうことが何度もあると、だんだん自分の「わかる」も他人の「わかる」も信用できなくなって、いつの間にかその言葉はブラックリスト入り。

以上が、私が「わかるわかる!」という相槌が嫌いな理由。


こないだのアレは、こういう言葉が大嫌いな子もいますというだけで、誰かに「分かる」を使わないように配慮しろというわけではない。自分がむかつくから全員それをするなとか、なにその傲慢な自意識。

ああ、けど、記事の最初にこんなん (下↓) 書いてたら釣りと思われても仕方がない。なんだかなぁ、「嫌い」を表明しようとすると、無自覚に挑発的に、言葉足らずだらけに、とどめになんだかごちゃごちゃになってしまうのは何故だろう。うぬぬ。

私の文章のどれかを読んだあなたは、もしかしたら「わかる!」とか言うかもしれない。が、もしそれを本気で言ってるんだったら、もうちょっと言葉の限界を疑っていただけると有り難い。

「わかるわかる」は普遍的な相槌ワードであり、それを聞くたびに腹を立てていたら、私が精神的にエネルギーを消耗するのは事実なんだから、消耗しないでのんびり平和に生きていくためには、自分がそれを許容していけるように、ちょっとずつでも変える努力をすることが必要。

そうやって変えるための方法が、「自分なりの理解、自分なりの理解…」と呟くということであり、「あれは『そっかそっかー』と同じ意味だ」と自分に言い聞かせることだった。

私が、この言葉に対して狭量なのは、間違いないし、狭量なうちは腹を立てたり、むかつきをばらまいたりするかもしれない。なのでこのあたりは、自覚しておかないとね。


いちおう、さらにエクスキューズ入れておくと。

この間も書いたように、十分な対話を重ね、相互理解を深めた後に発された「分かる」に対しては、それほどむかついたりはしていない。「一仕事やり遂げた感」みたいなのを感じることもある。

また、下の一文に関しては、

頭になにもつけない「分かる」を発してよいのは、私にとってはあの人とあの人とあの人だけ。

ここで言う、「あの人とあの人とあの人」においては、何かのテーマについて、深くつっこむ前に「わかるわかる」と言われても、そうは言いつつも、じょじょに理解をすりあわせていってくれるだろうなぁという安心感があるのだな。

私は、下手くそではあるけど対話することが好きだし、こういう安心感を持つことのできる相手が、じょじょに増えていったらいいなぁと思う。


なんだまた全然まとまってねえなー。

分かって欲しいし共感されたい気持ちはあるけども、あんまり簡単に共感を示されると腹が立つ、そんなジレンマの間でもやもやするのれすよ。

Footnotes

行頭の数字は本文中の注釈番号に対応さしてます。

  1. 私の思考のクセとして、ときに被害者意識モードに入り、そのせいで過剰に狭量になってしまうことが多々ある。修正した方が多分快適。 Back

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