最近クレーマー体質が増えているのかなぁ、と思った。
言葉狩り……
たまに、過剰なまでの言葉狩りを見ているような気持ちになる。マスコミは前からそういう傾向があるけど。ニュースを見ていると「先ほど不適切な発言が……」というセリフを度々耳にする。「自主規制」「放送禁止用語」「差別語」と呼ばれるあれらをうっかり使ってしまった場合の措置。
リンク集を見つけたのでちろりと見てみるといいと思うよ。こんなにあったのかと思ってびっくりした。
マスコミの場合は、不特定多数を相手に流れてしまうし、過剰なくらいに気をつけないと、どこから抗議の電話が殺到するか分からないから、まずは使わないように気をつけて、使ってしまったら気づいた時点で謝っておく、という方針は理解できる。
ただ、個人の場合は、それほど気にすることだろうか、というささやかな疑問。こういうのは、単語の字面よりも、文脈や態度や感情の問題だろうと思っているので。罵倒や侮蔑の意図が含まれているならまだしも、単に何かを指すための言葉として使われる場合はそれほど問題にならないはずで。
会話の中でうっかり使ったとして、「それよくないよ」とか「そういう言葉を使われると嫌だよ」という意思表示があった時点で、素直に改め、以後配慮すればいいだけの話で。そういうのを全く気にしない相手に対してまで、妙に気を遣って言葉を選んで、というのは息が詰まって仕方がないっっっ。
敬語の慇懃無礼
差別語の場合とは逆に違和感があったのは、過剰な敬語。
ある日を境に、病院の貼り紙がすべて「患者さん」から「患者様」になりました。なんだこりゃ。それまで「○○さん」と呼ばれていたのに、突然「○○様」と呼ばれるようになりました。なんだこりゃ。むず痒い。
あまりにもツボにはまったので師匠1 にチクリました。そしてふたりで「慇懃無礼w 慇懃無礼www」と大爆笑したのでありますが、なんていうか事務の人とか、乙。
いや、むしろ患者は世話になってるんだから、「職員様!ははー(平身低頭」な勢いでよいのではないかと思ったり思わなかったり。
この場合も、対応がよくなったかと言えば、特に変わった様子は見られなかった。字面だけ変わったような……これはあんまり意味がない気がする。むしろ距離が離れてしまったみたいですごく微妙な感じ。2 私の場合、話がちゃんと通じれば相手が敬語を使ってようがため口だろうがあまり気にしない人なので、よけいに妙に感じたのかもしらん。
防衛的言葉遣い
差別語の場合も、過剰な敬語の場合も、話し手がすごく防衛的になっているように思う。後でごちゃごちゃ言われないために、とりあえず無難な線を押さえておこうという態度。無難な線を押さえるのを通り越して、過剰防衛の匂いもするけどw
その戦略は、不特定多数を相手にする場合は正しい。リスクを極限まで軽減するという観点では正しい。
そういうのを眺めていて、クレーマー体質の人が増えているのかしらねぇ、いやぁねぇ、とか思ったりする。
なんていうか、言葉を話す人、書く人、人と接する仕事の人、そういう人たちがもっとゆるーんと、リラックスした気持ちで仕事ができたらいいのに、と思うのだー。だって、その方が見ていて気持ちいいんだもん。なにごともほどほどが一番だと思いますよ。
Footnotes
行頭の数字は本文中の注釈番号に対応さしてます。
- 精神科の主治医。むっちゃ付き合い長い。 Back
- それ以前に病院の職員さんの対応に不満があったとか不快感があったとかいうわけではないので、別に何にも変わらなくてもいいっちゃいいんだけど、微妙に距離を置かれてしまったようで少し淋しいのである。 Back
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