どこかの田舎に十数人のグループで集まって、泊まりがけで何かしている。ノリとしては合宿的。
みんなで台所兼食堂に集まってご飯を食べている。主に女性が調理と給仕をしていた。私は備え付けのオーブントースターで鶏肉を焼いていた。多分手羽。焼けた頃にひっくり返したりしていた。
鶏の身が妙にもろくて、オーブントースターの鉄板にくっついてもろもろ崩れたりしているけどあまり気にしないでがさっと皿に盛ってテーブルに出した。
みんなどんどん食べる。私は、空いたお皿をどんどん洗う。そうこうしているうちに食器のかごがいっぱいになったので、ある女性に頼んで吹いてもらった。私が洗って、隣の人が拭いて……の繰り返し。ただ洗っているだけなのも暇なのでしゃべりながら洗う。
その人に「碑のところに行く?どうする?」と話をされた。
そこに行くのは何かの儀式で、特別なタイミングに当たった人はみんなそこに行くらしい。
「怖い?」と聞かれて、意味が分からなかったので詳しく聞き返すと、碑に向かう途中の道の両側にある田んぼに鮫が住みついたらしく、その道を通る人を襲うらしい。田んぼに踏み込まなければ大丈夫と思いきや、鮫がジャンプして道を歩いている人を襲うのでどうしようもないそうだ。田んぼからの仰角が50度以上になると鮫に持っていかれるので、そこを通る人はみんな身をかがめて、なるべくちっこくなって通るそうな。けども、身をかがめていても、鮫が巧みにジャンプしてきて、仰角が40度くらいでもやばいときもあるらしい。
そんな危険もあるけど「行かないの?」と誘われた。碑に行くのは大切なことだと分かっているし、行きたいのはやまやまなのだが結婚したばかりでいきなり鮫に持っていかれても困るしなあ、とか考えた。もし脚一本でも持っていかれたらそれは割と大変なことなのだ。
しかし私は自分の結婚について碑でなにかしなければと思っていたので、結婚後の生活を守るために碑に行かないという選択により、結婚について碑ですることができなくなる、しかし碑でなにかするために鮫に持っていかれてはたいへん困ると妙なジレンマに襲われていたのだった。
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