ついでなので、春になって実際何をやらかしたかを書いておきますね。こうやって刻むことで、次は同じことをしないで済むでしょう。類似のトラブルを抱えている人も対処できるかもしれません。対処できればいいね。
おいらのこれが何かと言えば、季節の変化に伴って一時的に頭がおかしくなっています。前に書いたように、春は騒がしいのである意味仕方がない。いわゆる「木の芽時」「march hare1 」です。師匠は「毎年この時期になるとほんと悪くなるよね」と言ってる。私としては確かに変なとこはあるが、そこまで悪くなっている自覚はあまりなかった。
ただ今年は酷かった。実害が酷かった。数字として出たし手間として出た。そして多少なりとも体力と気力を奪われた。さすがにここまでくると自覚するし自重もする。そして己がある面では弱者であることに気づく。
今年:たった数日で3桁のローンを作りかける
私の普段の性格を知っている人がこれを聞いたら、「あり得ない」と言うと思う。私は金銭的なことにかけては非常に小心者で、高額な買い物ができない性質である。クレジットもローンも借金だ、借金は悪だという価値観の中で育ち、クレジットカードも社会人になるまで持ったことがなかった。これまで、クレジットカードは Amazon や楽天なんかの決済と、公共料金の支払いくらいにしか使ったことがない。そして、パソコン以外では、10万を超える買い物をしたことがなかった。ローンを組むとしたら、車か住宅くらいだろうなぁと信じていた。
そんな人間が突然3桁のローンを作りかけるとか、普通に考えてあり得ないだろう。しかも、たった数日の間に、生活に必須とは言えないようなものでだ。中身は冷静に考えるとあまりに馬鹿馬鹿しいので伏せることにするが、まだそれほど時間が経っていないというのに、今の僕には理解できない。
正直、あのときは頭がおかしくなっていたとしか思えない。ちょうどこの時期、ご飯を食べなかったり多少眠れなくても疲れや体調のしんどさを感じていなかったような気がするので、多分躁気味になっていたと推測される。ただ、今になって振り返れば、という話であって、その真っ最中はまったく自覚してなかったし、師匠も「その瞬間変かどうかなんて判断のしようがない。今考えると…とは思うけど」と言ってた。
契約は全て白紙撤回になりました
私は元来金銭的なことに関しては非常に小心者であり、しかも強迫的な気質を兼ね備えている。普段はストレスの原因にしかならない性格傾向だが、今回に限ってはこれが幸いした。つまり、ちょっと時間が経ったら抱え込んだローンが心配で心配で、なんとかしないといてもたってもいられなくなった。このせいで微妙に不眠気味になったり胃が痛くなったり。
そして、契約解除やクーリングオフについて、法律の方向から色々調べた。しかし素人が調べたところで、どこまで法的にOKなのか、どのように手続きをしたら漏れがないのか、確信が持てないのですね。契約書に書いてある分は分かるのだが、記載がない分についてはよく分からんです。素人なんてそんなもんです。
そうやって色々調べていくうちに「行政書士に依頼する」という選択肢に行き当たった。無料相談で対応してくれるところを見つけたので電話で相談してみたところ、それなら問題なく解除できる2 とのこと。これ以上悩まされるのも嫌だったので、手続きの代行費用を払って丸投げ。先方との交渉もほとんど全部おまかせ。無事に契約解除。行政書士つえぇ。
ちなみに、代行費用はそんなにかかってません。携帯の料金2ヶ月分くらい。
詳しいことはこのへん参考に↓
法律や制度を知ること、行使すること
今回ばかりはさすがに法律や制度を知っていた方がよいと思った。法律のお世話になる、正確に表現すれば、法律を盾に取ることなんて起こらない方が幸せだ。だけど、頭がおかしくなっているとき、判断能力が失われているときはどうしようもない。事後に対処しようとすれば、法律や制度のお世話にならざるを得ない場合がある。今回の私の場合がまさにそう。知らなかったらそのまま抱え込んでしまっていただろうし、結局全て契約解除が可能だったことが判明したが、自分では判断することができなかったし、手続きを取ることもできなかったと思う。
己の弱点は正確に把握せねばならない。弱点を補うための手段を知り、行使する準備をしておかねばならない。頭がおかしかろうが気力がなかろうが、己の行動や権利に制限をかけることを拒否するのであれば、最低限それくらいは努力しないと平穏に暮らすことなどできない。
ともかくも、今回はほんと自分の頭のおかしさに肝が潰れるかと思った。いくら春に浮かされて躁気味になっていたからと言ってあんまりだ。むちゃくちゃだ。そして契約解除が完了するまでに妙に楽しくなって笑えてきちゃったり、逆にへこんで動きたくなくなったりとか、短期間で気分の変動に振り回されてへろへろになったりした。なんだこれは。ブログやめよっかなーと言ってたのも多分その時期だ。
その前の年までにやらかしたこと
今回は数字と手間と精神的ダメージとして実害が出たわけだけど、これまでの年はここまで酷い実害は出ていなかったような気がする。そういう観点では今年の春は本当におかしい。薬が変わったからかもしれない。春が終わるまであと2ヶ月、自重あるのみだ。
前の年までに起こったことと言えば、まぁ毎年そういう傾向はあるのだけど、数日眠らなくても平気になったりとか、数日食べなくても平気になったりとか、そんな感じで気づかないうちに体力を消耗しつつも、充電しないでいつも通り動き回って平気なつもりでいて、突然がくんと寝込んでしまったりとかそんな感じだ。いちばん酷い年はこの時期から初夏にかけてそのまま10kg近く痩せて、さすがに点滴を打たれたりとかもあった。
数日眠らないとおかしなものを見ることを知ったのもこの経験から。
鬱気味になるより躁気味になる方がタチが悪い。体力なんて全然ないくせに自分は元気だと信じていて、動き回って調子に乗っていらんことをして自爆するのだ。
いつもよりテンションが上がって何でもできそうな気になるということだけを取れば、メリットがないわけでもないのだけどね。たとえば、私は就職活動をこの季節にしたんだけど、なんかすごい勢いでエントリーシートを書いてたし、会社訪問や面接でも全く気後れすることがなかった。多少都合の悪いことを聞かれても内心どううまいこと言ってやろうかと面接を楽しむ余裕さえあったのだ。本来、私にはそういう芸当はできないと思うw
しかしやっぱり身体を削っているわけで、師匠にさんざん自重を言い聞かせられ、実際さんざん痛い目を見てやっと、春はどうやら頭がおかしいらしいことを自覚し始めたというわけだ。
いっそ権利を制限してもらえたらいいのに
実録三月ウサギな私としては、この時期はほんとうになにもしないでおとなしくしとくのがいいと思っている。森田療法じゃないけど、ベッドの上と周辺だけで生活し、規則正しい時間に起床、就寝し、規則正しく食事を取り、最低限の身繕いだけして植物のように暮らしていくのが、自分の身を削ることもなく、他人に迷惑をかけることもなく、いいのだと思う。
が、そんなことできるかバカ、という話だ。働かないとメシは食えない。外にだって出たい。買い物も行きたいし、人と交流したい。しかしそうすると、ざわざわしている外界の刺激で、頭がおかしくなってくるのも確かだ。なので、頭がおかしくなってきてもやらかさないように、あらかじめ権利を制限されていたらどれだけ気楽だろうか。
たとえば、この春の実害がでかかったアレについてもね「契約行為をできないようにあらかじめ権利を放棄する」とか「一切のローンを組めないように貸金業協会に手続きを通しておく」とかできたら、金銭的に大ダメージを被ることは未然に防げるわけよ。実際これに近い制度はあって、前者が成年後見制度、後者はいわゆるブラックリストだ。しかしこれらはそんなに気軽には適用できない。
成年後見制度は、成年被後見人とされる人の法律行為が一部制限される。医師による鑑定と裁判所による審判が必要。色々調べるうちに、これ適用になったら就業に差し支える可能性があるんでないかという疑問を持ちはじめる。師匠に聞いてみたら「適用になってる人で普通に就業してるとか聞いたことない」「そもそも自分でそうやって心配したり、やらかした後適切に対処できる人は適用外」「あなたほんと変なところで慎重すぎ」「誰が鑑定すると思ってるんや仕事増やさんで」と、一笑に伏されてしまった。ともかく私には現実的な制度ではなかった。
クレジットカードやローンのブラックリストについては、多重債務者にそれ以上借金をさせないためや、勝手に自分名義で借金をされないように手続きを通しておくというケースがよくある。で、自分の場合にこれを適用したことを考えるとだな、いくらなんでもクレジット決済が全くできなくなるというのは今後いろいろと不便すぎるので、これもやっぱり私には現実的ではなかった。や、不便さに耐えられるならそれでいいんですけど。
結局、自分の権利や便利さと、権利の制限による不便さの兼ね合いに直面するわけです。保護を受けたい場合は、ある程度権利を制限されなければならないという非常に当たり前のことなんだが、ちょうどいい具合の制度は私が見た限りは見つからなかった。
未成年者に適用されている保護はバランスとしてはいいなと思うんだけどね。ハンコが必要な契約には親権者の同意が必要というアレ。あれを、現行の制度よりもカジュアルな手続きで、大人に適用することができたらいいのに。春のおいらの判断力は、ある部分では未成年者以下だから、自己判断に基づいて行動する権利に、ある程度の制限をかけて欲しかったりするんだ。
現実問題、信頼できる人にハンコと通帳とキャッシュカードとクレジットカードを預けてしまうのが妥当な落としどころのような気がする。
身体的な拘束も時にはアリだな
話は変わるが、毎年恒例の眠らなくても平気、食べなくても平気、僕元気だから動き回っちゃう!な状態について。
この状態を放置すると、体力的にも危ないし、外を動き回って何をするか分からない部分がある3 ので、ある程度ぶっちぎっちゃった人に対して身体的な拘束を加えたり薬を投与してむりやり休息させるのは、見た目は非人道的だけど実は非常に合理的で優しい行為だと思っている。
以前は、酷いとか人でなしとか思ってたのだが、己の頭がおかしくなりっぷりを自覚するようになってからは、場合によってはやむなし、という立場。実際拘束されたら「おいらは元気なのに何するんだ人でなし訴えてやる!」とか言って、さんざん暴れそうな気もするがw
今は、自分で食事や睡眠を数えてある程度管理するようになっているが、春に浮かされる程度が酷くなると、管理することを忘れてしまって、一、二日食べなかったりとか、あまり眠らなかったりとか、割とありがちだからなぁ。うっかりぶっちぎってしまってへろへろになってくると、うぎゃーしまった誰かつっこめよ!むしろ殴って意識落とせよ!いや自分でやれよあほちゃうか、などと頭の中で一人漫才を繰り広げていることもある。
今読み返して思ったけど
なんか超他力本願な感じだ。大ゴケしたことで自信喪失しているのだろうか。己で己をコントロールできない感じが強くなっているのかしらね。
ほとんど実害を出さずに、短期間で対処できたんだから、今後繰り返さなければそれで問題なし、むしろ今回のはいろいろ知ることもできたし、人生経験のひとつということにしたらいいじゃん、とかいうお気楽な声も頭の中にはあるんだけど。
こんな、己の恥とでもいうべきことを書いてしまうのもやはりまだまだ頭がおかしいせいなのかもしれぬとか思ったりする。ちょっと身を切り売りしすぎなんである。僕は「秘すれば花」という言葉をもっとかみしめるべきだ。




