思えば遠くへきたもんだ〜と歌ったかどうかは定かではないが、業界変われば記載のルールも変わるらしい。ACSルールに則った、研究室時代のルールからはずいぶん離れたところまで来てしまった、と思うのである。
@お薬業界のすみっこで無知を叫ぶ俺
フォント
本文は基本 MS明朝、10.5 pt。
英数字は Times New Roman。
ギリシア文字は Symbol。
章見出しは 12 pt、太字。
図表の見出しは MSPゴシック、10.5 pt。
半角カタカナは使わない。
JISの第一水準、第二水準から外れるから、らしい。
化合物名
化合物名は英名・日本語名ともに IUPAC 名。
慣用名が広く使われている場合は、慣用名でもOK。
なお、化合物の IUPAC 名がくそ長い場合は、
注釈をした上で略称を使用しても可。
記号及び単位
物理量を表す英字はイタリック。
単位は半角。ただしパーセントは全角。
括弧は全角括弧を使う。不等号は違う。
例外:化合物名と多重括弧は微妙。要確認。
句読点は「,」と「.」に統一する。
単位を伴う数値が羅列される場合は、一番最後に単位を表示。
例 1:10,20,30,40 及び 50 ppm
例 2:10 〜 50 ppm
マイナスは半角マイナス。ハイフンではない。
同様に、全角ハイフンでも全角マイナスでもない。
割り算記号(÷)は使わない。必要な場合は「/」で代用。
(そいやこのスラッシュ半角だっけ全角だっけ??)
複雑な数式は Microsoft 数式のオブジェクトを埋める。
相対的な単位について
%、ppm などの相対的な単位を使用する場合、
100%となるものを記載するのがベター。
例:化合物イに対して○○%
スペース
数値と単位の間は半角スペース空ける。
パーセントの前は空けない。
(半角文字と全角文字の間を半角スペース空けるルール?)
希釈を示す矢印の前後は半角スペース空ける。
例:(1 → 10000)
範囲を示すにょろの前後は半角スペース空ける。
例:50 〜 100 ppm
「及び」の前後にスペース入れない。
とにかく変なところに半角スペース入れない。
その他のルール
○更に、 ○さらに、(統一するのがベター)
○ただし、 ×但し、
○かつ ×且つ
○または ×又は
○など ×等
△加え、 ○加えて□□し(句読点がポイントらしい)
△検量線 ○回帰直線
(直線性や定量限界の検証において)
羅列の仕方
犬と猫 → 犬及び猫
犬と猫と猿 → 犬及び猫,並びに猿
犬と猫と猿と牛 → 犬,猫及び猿,並びに牛
あ……あほちゃう! ヽ(`Д´)ノ
クロマト
面積百分率の場合は「精密に量」らなくてもよい。
だからといってええかげんに量ってよいわけでもないが。
絶対検量線法の場合は「精密に量る」
感想
ルール多すぎていちいち覚えきらへんねんヽ(`Д´)ノ
と、書類をチェックしていてぶちきれそうになったのである。そして、いいかげんなフォーマットの報告書を元に正式な書類を作ることが、いかにはた迷惑であるかを身をもって知ったのであった。ちくしょう……
やーところで私はここでは文書の記載ルールを持ち出す気なんぞ毛頭ないんだが、普段の生活と仕事であまりにかけ離れた記載ルールを使っていると激しく混乱してしまいそうなのである程度合わせるようにしようかなぁ。今まで半角の括弧に慣れ親しんでいたので、直ちに全角括弧を使うようにしようと思うとちょっと辛いのであるが……
そのうち英語の書類を書くようになったら、英語バージョンのまとめでも作ろう。多分日本語の書類より英語の書類の方が記載のルールがうっとおしくないような気がするねん。
てゆか各業界でバラバラのルールを使わずに、業界をまたいで統一するべきだと思う。SI 単位系でもまだ完全に統一されているわけではなく、相変わらず独自拡張みたいなやつが普通に使われているような状態なんだからある意味しかたないよね。ちなみに完全に SI 単位系しか使っちゃダメってことになると、L(リットル)という単位が消滅します。かわりに dm3 などという単位を使わないとあかんくなるわけだが……やってられるかヽ(`Д´)ノ
ちなみに研究室ルールを独自拡張していたうちのブログの記載ルールはこんなんだったらしい(2007年1月当時)。
半角スペース入れてますよ - Spherical-moss.net
SI 単位系や統計量の扱いはこの本が読み物としてもおもしろかった。実験する人必携。
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