今、気になるといえば、一時の騒ぎは去ったけど、やはり南半球でごそごそ動いているくさい新型インフルエンザやろ!というわけで私の中でパンデミック小説が熱いです。パンデミックまで行かなくても感染症を扱った作品は熱い。この間は「復活の日」を読みましたしね!
というわけで、ひっそりと隠れた名作はもっとあるはずだと思ったのでまとめてみた。情報元はにちゃんねるの新型感染症板1 と、今まで読んだ作品等。タイトルだけでもかなりたくさんある。SFの題材として扱いやすいからだろうか。これを片っ端から読んでいくのはたいへんだー。
他のメディア作品があるものは、備考欄に記載。多分五十音順。現在入手可能なモノは Amazon へリンク。中には絶版本らしきものもちらほら。
小説は作品数が多すぎるので国内と海外、ノンフィクションに分けた。感染地域・規模は分かる範囲で記載。ネット上の情報から抜粋して書いているので、未読のものは間違いあるかも(未読の方が多いじゃんよ)
国内小説
愛と死 (新潮文庫)
武者小路実篤
原因:スペイン風邪
備考:純愛小説
宇宙細胞
黒葉雅人、2008年
原因:猛烈な食性を持つ粘体細胞
地域:南極→世界
H5N1―強毒性新型インフルエンザウイルス日本上陸のシナリオ
岡田春恵
原因:H5N1(強毒性新型インフルエンザ)
地域:日本
備考:シミュレーション小説。
エピデミック
川端 裕人、2007年
原因:重症化するインフルエンザ
地域:東京近郊
備考:同名の映画とは無関係(多分)
黴
栗本薫
原因:白カビ?
地域:世界?
備考:短編集「時の石」 (角川文庫) に収録
感染列島―映画ノベライズ版 (小学館文庫)
涌井学
原因:新型インフルエンザ
地域:日本
備考:映画の感染列島のノベライズ。他にコミカライズ版や吉村達也によるアナザー・ストーリー (感染列島 パンデミック・イブ) もある。
癌病船応答セズ
西村寿行
原因:致死性の未知のウイルス
地域:世界?
備考:「癌病船」シリーズの2冊目。
緊急入院!ズッコケ病院大事件 (ズッコケ文庫)
那須 正幹、2000年
原因:デング熱
地域:日本
備考:子供向け。ズッコケ3人組シリーズ。
金春屋ゴメス (新潮文庫)
西條奈加、2005年
原因:致死率100%の疫病「鬼赤痢」
地域:江戸国(日本の中の鎖国国家)
再発 (小学館文庫)
仙川環
原因:狂犬病
地域:日本海側のちいさな街
備考:大流行を予感させる描写はあるものの、大流行には至らない
宗教が往く
松尾スズキ、2004年
原因:ヒヒ熱(←エボラ出血熱に似ている)
備考:感染症よりもどたばたが主体?
首都壊滅作戦 (幻冬舎ノベルス)
大石英司、1998年
原因:ウイルス性壊死病
地域:日本
ステーシー
大槻ケンヂ、1997年
原因:ゾンビ化する奇病
地域:近未来、アジア?
備考:2001年映画化。
天使の囀り (角川ホラー文庫) ※既読
貴志祐介、1998年
原因:寄生虫
地域:日本
夏の災厄 (文春文庫)
篠田節子、1995年
原因:日本脳炎?
地域:東京
備考:ドラマ化「ウィルスパニック2006夏~街は感染した~」(日テレ)
パンデミック追跡者
外岡立人、2009年〜
原因:新型インフルエンザ
地域:日本
備考:今のところ2巻まで。以下続刊?
鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集の中の人。
復活の日 (ハルキ文庫) ※既読 (感想)
小松左京、1964年
原因:MM-88菌
地域:世界。文句なしにパンデミック。
備考:1980年映画化
ブルータワー (徳間文庫)
石田衣良、2004年
原因:猛毒インフルエンザ
地域:200年後の世界(殺人ウイルスが蔓延)
備考:911テロ+猛毒インフルエンザ
滅びの笛
西村寿行
原因:鼠の大量発生
地域:日本
備考:Webであらすじを見た限りでは感染症ぽくなかった
(でも鼠って感染症を媒介するからなぁ…というわけで一応)
1978年漫画化。
リング (シリーズ)
鈴木光司、1993年〜
原因:リング・ウイルス
地域:日本?
備考:シリーズは「リング」「らせん」「ループ」「バースディ」。1995年にドラマ化。その後映画化→「リング」(1998)、「リング2」(1999)、「リング0 バースディ」(2000)。
レフトハンド (角川ホラー文庫) ※既読
中井拓史、1997年
原因:レフトハンドウイルス
地域:日本、埼玉、某製薬会社の研究所内
備考:建物の外には漏れてない
海外小説
アンドロメダ病原体 (ハヤカワ文庫 SF (208))
マイクル・クライトン
原因:アンドロメダ菌株
地域:アメリカ
備考:1971年映画化
アウトブレイク―感染 (ハヤカワ文庫NV) ※既読 (ただし10年前w)
ロビン・クック
原因:エボラ出血熱
地域:アメリカ、ロサンゼルス
備考:同タイトルの劇場映画とは別物。
アウトブレイク (新潮文庫)
ロバート・タイン
原因:猿にくっついてた未知の病原体
地域:アメリカ
備考:劇場映画の「アウトブレイク」(1995)はこっち。
エイン博士の最後の飛行
ジェイムズ・ティプトリー・Jr.
原因:白血病ウイルスを人工的に変異させた致死性のウイルス
地域:世界?
備考:短編集「愛はさだめ、さだめは死」 (ハヤカワ文庫SF)に収録
噛みついた女―ヒューストン連続殺人 (新潮文庫)
デイヴィッド・リンジー
原因:狂犬病ウイルス
地域:ヒューストン
備考:ジャンル的にはサイコサスペンス
キャリアーズ
パトリック・リンチ
原因:正体不明のウイルス “九日目の悪魔”
地域:インドネシア・スマトラ島
コブラの眼〈上巻〉
リチャード・プレストン
原因:遺伝子操作で作られたウイルス
地域:ニューヨーク?

ザ・スタンド (文春文庫)
スティーブン・キング
原因:超悪性のインフルエンザ
地域:アメリカ
備考:1994年映画化

白の闇
ジョゼ・サラマーゴ
原因:視力がなくなる謎ウイルス
地域:世界?
備考:2008年映画化「ブラインドネス」
大地は永遠に
G・R・スチュワート
原因:謎の疫病
備考:死滅しかかった人類が復興する姿を描く……
という以外は詳細不明 (´・ω・`)
ダスト (ヴィレッジブックス)
チャールズ・ペレグリーノ
原因:埃のように見える謎の微生物
地域:世界
ドゥームズデイ・ブック (ハヤカワ文庫SF)
コニー・ウィリス
原因:14世紀当時の伝染病
地域:14世紀イギリス、21世紀イギリス
備考:タイムトラベル小説
長く大いなる沈黙
ウィルスン・タッカー
原因:未知の細菌
地域:アメリカ、ミシシッピー川の東
備考:邦訳版は”長く大いなる沈黙” と “アメリカ滅亡”

ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)
グレッグ・ベア
原因:遺伝子工学で白血球から作り出した “知性ある細胞”
地域:世界?
ペスト (新潮文庫)
アルベール・カミュ、1947年
原因:ペスト
地域:アルジェリア
ノンフィクション
史上最悪のウイルス―そいつは、中国奥地から世界に広がる
カール・タロウ・グリーンフェルド、2007年
原因:SARS
地域:中国
ホット・ゾーン―恐怖!致死性ウイルスを追え! (小学館文庫)
リチャード・プレストン、
原因:エボラ出血熱
地域:ワシントン
備考:同名の映画、ホットゾーン (2001) とは多分無関係
漫画

エマージング (モーニングKC)
外薗昌也、2004年
原因:エボラ出血熱に似た伝染病
地域:日本?
BLOODY MONDAY (少年マガジンコミックス) ※既読
原因:ウイルス兵器
地域:日本
備考:バイオテロ。
ブルーシティー (ジャンプスーパーコミックス)
星野之宣
原因:マッドサイエンティストの病原菌
地域:世界(人類滅亡後)
YASHA (小学館文庫)
吉田秋生、1996年〜2002年
原因:キャッツキル熱ウィルス
規模:約2万人が死亡
備考:2000年ドラマ化
ワースト
小室孝太郎、1969年
原因:世界中で3日間降り続いた奇妙な雨
地域:世界
あとがきっていうか、言い訳
原因の項目が病原体だったり病名だったりするのはご愛敬ということで。だいぶ書いたところでばらばらなことに気づいて絶望的な気分になってしまったけど、今更直すのもあれだしなぁ、本の紹介にそういうことが書いてあったしなぁ、ということで統一せずに放置w
今まさにパンデミックで大パニックです!という作品だけ集めたかったけど、Webで収集できる情報だけでそこまで見切るのはちょっと無理でした。パンデミック未満のものや、逆に人類が死滅しちゃった後の世界を描いたもの、バイオテロが原因のものが相当数混じっています。
まとめた中でも実際見たり読んだりしているものの数が超少ないので、どれがオススメとかは言いにくい。が、この間読んだ「復活の日」は真面目におもしろかったので、まず読むべし。
あと、映画もまとめたかったけど力尽きました。B級映画っぽいのが多いみたいなので、見たらかなり楽しそうなんだけどなー。気が向いたらまとめる。
他になにか見つけたら更新する予定。
おしまい。
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