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twitterと過ごした2年半

2年以上前に書いた文章に、今頃ブクマやリンクがあって驚いた。
Twitter って人嫌いの淋しんぼうのためのツールだよね (2007-06)

これ↑を読んだ皆さん、あれは2年以上前の私ですよ、今の私とはちょっと違うかもしれませんよー。というわけで、twitterを始めてから2年半、その間にtwitterとのつきあい方は変わっただろうか?と思い、振り返ることにした。

ここ2年半の間に私に起こった最も大きい変化は結婚である。人生的に大きなイベントだから、twitterとの付き合い方、ネットとの付き合い方にさぞ影響を及ぼしたことだろう。が、振り返ってみたところ、結婚はあまり影響してなかった(大げさに前フリしたくせに)。

twitterをとりまく環境の変化というのはもちろんあるし、twitterを眺めていて雰囲気や使われ方が変わったなぁと感じることはときどきあるが、私とtwitterのつきあい方自体はあまり変わっていないと思う。あいかわらずテキトーなことをつぶやいているだけである(今はツイートすると書くらしい)。

つぶやきたいときにつぶやき、タイムラインを見たいときに見、@を飛ばしたいときに飛ばす。私は、精神的にきつくなると入ってくる情報の量を意図的にコントロールする1 ので、そういうときはタイムラインを全く見ないこともある。タイムラインを見ないで一方的につぶやいていることも多い。こういうときは特に、以前書いた「王様の耳はロバの耳」に出てくる畑に掘った穴的な使い方をしていると思う。投げっぱなしジャーマンである。投げた後どうなるかはあまり考えない(少しは考えましょう)

外側からざっくり眺めたつきあい方(見た目の行動)はあまり変わっていないが、フォロー相手や環境の変化、時間経過に伴って、タイムラインを見るときの心情的な面はそれなりに変わっているとは思う。twitterを使っている人が見れば使い方がだいぶ変わっているように見えるかもしれないが、twitterを知らない人が見れば「あいかわらずネットどっぷりだね」程度の感想になると思う。

以下、変わったかな?と思うところを書いてみる。twitterを取り巻く環境の変化は、つぶやく方ではなく、タイムラインを見る方に大きく影響していると思った。

顔見知り感覚の人が増えた

2年もやっていると、顔見知りのように思えるユーザーが増えている。始めたばかりの頃からフォローしている人はもちろん、最近フォローしはじめた人も、つぶやいている時間がかぶっていたり、つぶやきを見る頻度がそれなりになれば、なんとなく覚えてしまう。いつもどこかでこういうことを考えている人がいるんだなぁと思いながら眺めている。近県の人もいれば遠くの人もいるが、勝手にご近所の顔見知りな気分。お互い干渉はしないけれどなんとなくお互いを知っていて、たまたま話が合えば道端で足を止めるような関係性。@で話しかけることは増えたかもしれない。顔見知りとして捉えるようになると、話しかける行為の障壁が下がる。

@で話しかけるとき、私はいつもの感じで普通にタメ口で話しかけてしまうので、replyが丁寧語で返ってくると、ぎゃーすいませんと思う。私が相手に感じる心理的な距離感と、相手のそれが同じだと思ってはいけない。でもすぐ忘れる。お構いなしなのはどうだろうとも時々考える。目安として、丁寧語でつぶやいてる人には丁寧語で@したりもするけどやっぱり忘れる。ホントごめんなさい。この場を借りて謝っておきます。

ところで、いくら顔見知り感覚になっても、IDとアイコンが同時に変わってしまうと、途端に誰かわからなくなる。Web上での個人の連続性を保つという点で、IDとアイコンを同時に変えるのは避けた方がよいのではないか。両方とも変えたい場合は、とりあえず片方を変えて、フォロワーが新しいものに慣れたあたりでもう片方を変えるのが良いと思う。古い自分を脱ぎ捨てて、誰も知らない自分に生まれ変わりたいなら、同時に変えたらいいと思う(ただし「これ誰?」ってリムーブされても知らない)

twitter人口が増えた

これはtwitterの環境の変化の方に入ると思うが、メディアへの露出が増えた影響か、ユーザーの裾野が広がった印象。2007年頃は、継続的にブログを書いている人たちやIT業界の人が多かったし、私はブログを通してなんとなく知っている人を中心にフォローを広げることが多かった。現在はtwitterでフォローされた時点でその人のタイムラインを見にいって、つぶやきを見てその人を知って、興味を持ったらブログやサイトを探して見るようになるというパターンに変わっている。

同業者人口も増えた

このところタイムライン上に同業者が増えている。ちなみに私は製薬業界に片足つっこんだ化学系の人だ。

化学業界では、以前からついったー化学部があって、そこ経由で化学系の学生、社会人をちらほら見かけていた。化学部の登録人数はじわじわと増え、今年になってChem-Stationのスタッフさんや有機化学美術館の佐藤さんが始めたあたりから、化学タイムラインが活性化しているように思う。化学ネタがどっかんどっかん投下されるようになった。印象としては有機の人が多い。

製薬業界の人は、以前はあまり見かけなかった。今までは医師、薬剤師など、薬を使う側の人をよく見かける印象だった。薬作り職人さんがtwitterを始め、ついったー薬学部を作ったあたりから、そこ経由で製薬業界の人をちらほら見るようになった。こっちの方は製薬ニュース的なものがよく流れてくる。

同業で、違う職種、違う分野にいる人のタイムラインを眺めるのはとても楽しい。違うところのはずなのに「あるある!」と共感することもあるし、違うところだから「そういうこともするんだ…」と新しい発見をすることもある。これからもtwitterを始める同業者はさらに増えるかもしれない。増えたらきっともっと楽しい。

楽しいのはいいけど、あまり増えると同僚バレしそうなので、そうなる前に私は地下に潜る予定です。私の場合、業務上の利害関係がないから構えずに繋がってられるというのはあると思う。利害や競争が絡むと途端にしんどくなってしまうのが私の悪いクセだけど、ネットではそれは避けたい。匿名もしくはHNでのネット活動では、リアルでの力関係があまり影響せず、保とうと思えばフラットな人間関係を保てるのがいいところなのに、それを潰してしまうのはもったいない(実名でネット活動している人たちはまた少し違うかもしれない)。

読み物的フォローも増えた

読み物的にフォローしているアカウントが増えたのは変化だと思う。

見ているのは、主にニュース、流行の言葉、よく検索されている言葉など。新聞やテレビを見る習慣があまりないので、タイムラインを眺めるついでに情報を拾えるのはラクチンでいい(ある程度の偏りがあることは頭に入れておいた方がよいとは思う)。私がフォローしているのはこのあたり↓

  • @burst_ranking:検索回数が急上昇していることばを配信
  • @buzztter:twitter上でよくつぶやかれていることばを配信
  • @hatebu:はてなブックマーク50users以上のURLを配信

ユーザーの裾野が広がるに連れて、政治家、専門家、評論家、企業なども入ってきているので、とりあえずフォローしてみたり、新しく導入されたリスト機能を使ってざっくりと読んでみるのも面白いと思う。

流行の最先端を追うのはやめました

2007年頃はまだまだ機能が充実していなくて、それ以前にサーバー落ちが頻発して猫が「I’m sorry」とか言ってるのがtwitterの風物詩のようなものだった。その頃は、当然twitterクライアントもなくて、サーバーの重さに耐えながら地道につぶやいていた。インスタントメッセンジャーからの投稿ができるようになって、twitterクライアントがいくつか生まれて、その後携帯用に自前サーバーにインストールするタイプのツールや、携帯から投稿できるサービスが出てきて、ついに公式が携帯対応して今に至る。最初の頃は出てきたばかりのクライアントをドンドン試してみるのが楽しかった。Macなので数は限られていたけど。

ところで、うちのMacOSのバージョンは10.4.11である。そしていまだにPowerBookを使っている。Intel搭載じゃないよ。Macユーザーはなにが言いたいかもう分かりますね。対応してないクライアントが出てきたので試してみようにも試せなくなりました… orz

また、twitterを利用したサービスがどんどん増えていく様子を眺めているのも楽しかった。楽しかったのでなにか出たと聞けばすぐにそのURLに飛んでいってとりあえず試してみたりもした。が、さすがにこの頃数が増えすぎてどうにも追いかけられなくなった。今普通に眺めてるのは、
buzztterTweetBuzztubuclipくらい。もうこれ以上はついていけない自信がある。

そういうわけで流行の最先端を追うのはやめた。これもひとつの変化だと思う。

地方ユーザーとやはり一地方ユーザーである私

地方格差的なモノをtwitterで感じるようになったという話を、ブログの方で最近ちらほら見かけるようになった。2年前には見かけなかった話題だなあと思いつつ、眺めている。

確かに関東在住を公言している人は多いし、タイムラインに流れてくるイベントや場所の話も東京中心だとは思う。あと、著名人の多くは東京にいる。ただそれで淋しくなるかというと、あまり淋しいとは感じない。もともと人と積極的に関わろうとすると疲れてしまうタチだし、イベントに積極的に出かけるのが好きな方でもないから、「都会は楽しそうじゃのう」とか「都会ではそういうイベントがあるんだ」という感想を持っている。楽しそうだと思う場所に実際飛び込むと、楽しくはあるけど疲れてげんなりしてしまうことが、私の場合は多々あるので、「楽しそうじゃのう」と思っているときが一番楽しいのかも。

今住んでいるのが阪神間だから、それなりに人がいるし(私のタイムラインには関西圏のユーザーがそこそこいる)、イベントもそれなりにあるし、いざ移動するにしても東も西も新幹線で数時間で行けてしまうというのも、そんなには淋しくならない要因になっているとは思う。でも、科学イベント(分析展とか)、出版関係のイベント、twitter関係のイベントは東京ばかりでうらやましいと感じることはある。近かったら出かけるのかと言えば「そのときの気分による」としかいいようがないけど。思いついたら参加できる環境があるというのは正直いいなぁと思う。日本に住んでいれば東京まで行けないことはないけど、新幹線代も宿泊代もそれなりに高いんです…(´・ω・`)

まぁ、ちょっと時間はかかるけどぷらっとこだまとか、時期がぴったり合って時間さえ許せば18切符で鈍行乗り継いで行ってもいいですけど、鈍行乗り継いで東京まで行くのはアホみたいに時間がかかるし、座りっぱなしだとおしりも痛くなるのでよほどの鉄道好きじゃない限りやらない方がよいでしょう。

地元(石川県)に住んでたらどうだろうか?と考えると、今よりもう少し淋しいと感じるかもしれない。しかし地元ユーザーもぽつぽつと視認できるし、ジモピーの会を作って盛り上がってしまえば多少は淋しくなくなるような気もする。阪神間に住んでいても同じことが言えるけれど、東京にあるものに飢餓感を覚えるようだったら、淋しいと感じなくなるのは難しいかもしれない。けどまぁ、環境を変えられないならどこかで心情的な折り合いをつけないと仕方がないんだよね (´・ω・`)

実は地方ネタが好きです

私は何度も行った土地には愛着を覚えてしまうタチで、同じくその土地のユーザーにも勝手に愛着を持ってしまうので、バーチャルなお里のようなものがたくさんある感じで淋しくならないのかもしれない。今だと石川、大阪、兵庫、岐阜、岡山とその近隣地域に愛着を持っている。地方ネタにはアンテナがぴくっと反応するし、それぞれの土地のユーザーのつぶやきを見かけるとついつい興味を惹かれて読み込んでしまうし、@も飛ばしてしまう。特定の土地に住んでいるというだけで、じーっと見てますから覚悟して下さいね、ウフフ(←正直キモイ)

それにしても、2年の間にずいぶんバーチャルなお里のようなものが増えたなぁ……。

結婚してどうなった?

ここまで「twitterと私」について書いたが、「twitterと家族と私」になるとどうなるか?

一緒になにかしているときや出かけたときなんかは、目の前にあるものに集中してしまうので、ほとんどつぶやかない。

一緒にいるときでも、ふたりでテレビをぼけっと見てたり、夫の人がゲームをしているときなんかは、私はパソコンを膝の上に載せていることが多い。私のネットジャンキーっぷりは織り込み済み。パソコンを膝の上に載せているときでも、おもしろいものを見つけると話さずにおれないタチなので、なんだかんだで会話はある。ゲーム中断させたりテレビ邪魔したりしてゴメンとは思うがすぐ忘れる。基本的に私はかまってちゃんで子供っぽい性格なので、とりあえず関心を示してくれる夫の人とつきあうのはラクチンでよい。夫の人は時々とほほな感じである。分かっているけどすぐ忘れる。反省はしてるふりだけするヽ(´ー`)ノ

夫の人といるときは、twitterはつぶやく場所ではなく、おもしろいものを見つけるツールとして使っているかも。

結婚はtwitterとのつきあい方にあまり変化を及ぼさなかったが、今後ドラスティックな変化があるとしたら、出産するときじゃないかなあ。そのときには携帯から「産んだなう」とつぶやけたらいいなあと思っている(cf.産まれたなう!

綺麗にまとまった(?)ところでおしまい。

Footnotes

行頭の数字は本文中の注釈番号に対応さしてます。

  1. 具体的にはテレビ断ち、ネット断ち、外出や人に会うことを制限するなどして頭優位の状態から身体優位の状態に持っていく。ときどきやらないと極端にテンションが高くなるか逆に無気力になって動けなくなるかの二択である。 Back

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