政府の行政刷新会議というのが事業仕分けということをして、科学技術関係の事業も、事業仕分けの対象になったという話。こないだも書いたアレ。
ちゃんと知りたくなったので、公開されているmp3聞いた。あ、嘘です、ニコニコ動画の音声を聞いた。まとめサイトでテキスト起こしっぽいことやってたので、思いつきでやって投下した。それがこれ↓
上は主に基礎研究方面への研究費予算の話で、下が子供への理科教育、日本科学未来館の予算とかそういう話。大学で理系学部に行ったとかじゃない人は、下の科学技術振興機構テキストが、身近な感じで楽しいと思うます。毛利さんの勇姿も見れるぉヽ(´ー`)ノ
で、最初に他の作業をしながら中継を見たり、twitterでえらい勢いでつぶやきが流れているのを見たり、その後ニュースを読んだり、科学系のブログの人たちがいろいろ書いてるのを読んだりと、興味を持ってこのへんの情報を見てたのだけど、テキスト起こししたときに持った印象は、それまでのどれとも違う印象だった。
誰かを仲介し、その人の持っているバイアスがかかって出力されたあとの情報と、何にもバイアスがない一次情報との違いというやつかな、と。
一番端的な例がこれだと思うんだけど。
asahi.com(朝日新聞社):事業仕分け 科学予算バッサリ、毛利館長も防戦 – 政治
見出しが「毛利館長も防戦」の時点でもうね。
実際は、毛利館長はしょっぱなで「財務省の認識は根っこから間違ってる!」とブチ上げて、仕分け人を味方につけて、文科省の役人や、科学技術広報財団をぼこぼこにしていた。
こういうのは切り取られて加工された情報では見えない。
仕分け人の言い分は、ちゃんと聞いて見ると、それほど無茶苦茶なことは言ってないようにも思えた。私が真面目に意味を追いかけた上記2つに限定し、問題の洗い出しという観点に限定するけど。
問題の洗い出しという点については、巨大化して二重三重にこんがらがった組織の問題や、根本的な問題解決には取り組まずに付け焼き刃の部分で騙し騙し問題解決をしようと言う姿勢なんかが、ばっさりばっさり斬られていくこと自体は、アリだとは思う。
ただまぁ、仕分け人が、仕分け対象事業の現場を知らない感じはやっぱりあった。知ってたら言わないだろうことを、いろいろ言ってたし。基礎研究で成果測定とか……ないないないない。また、文科省の人の話を全然聞いてないなーとか、結論が予算見送り、予算縮減ありきな感じの出来レースにもちょっとイラッとさせられた。まあ金がないから支出を減らす方向なのはしかたない面は、ある。
やーそれにしても今回仕分けした事業以外については仕分けしないんだろうか。他の事業もこの調子でばっさばっさとやっちゃったらいいのに。毛利さんとこが財団見直しを勝ち取ったように、他のところもよく分からない財団法人とか、どんどん見直したらええねん。まあそんなこと言い始めたらいろんなところから非難囂々になりかねないからありえないんでしょうけど。取り組み自体は悪くないのに、なんかそういう部分でだまさてる感が強い。。
関係ないけど、文字おこしっておいらの部屋に籠もっているのが大好きな性格上、向いてるお仕事ではないかと思ったりしたけど、意外に時給が悪いようなので、やっぱり微妙だ……。
11/18追記)Twitterへの投稿から。
いくつも、何度も録音を聞いていると、だんだん感想が変わっていく。
- 事業仕分けの騒ぎ見てるとノーベル賞取った誰だったかが、実は日本国籍じゃなくてアメリカだっけ?の国籍で、しばらくみんな「がーんΣ(´Д`; )」ってなってたのを思い出すけど、そりゃこの状態じゃ…とか思ってしまう。けっこう、力関係、微妙。
- あと、おいらが文字起こしした範囲では、仕分け人、そう無茶苦茶は言ってなくて、文科省とかその他省庁の制度設計の狙いが不明確だったり、独法の体制が無駄が多かったりした上でああなってるから、まず文科省が制度をダイエットさせてからじゃないと、金よこせっていっても出しにくいと思う。
- 仕分け人は、基礎研究への投資の大切さとか、研究者支援の大切さは否定してないし、発言の中で「否定はしてない」と強調もしてた。じゃあなんで削るのか?って言ったら、「やり方が適切じゃない/無駄が多い」のが理由。別に敵同士ってわけでもないよなあってのが、部外者の感想。
- 結果だけ見ると「なにしよんねんこのバカチンがーヽ(`Д´)ノ」にしか見えないけど。というわけで、そのギャップをちょびっと埋めたいとも思ったりもしている。埋めたらどうなるってわけじゃないけど、おいら科学好きだもん。
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