流行しているようなので便乗してみた。
十大小説 - Google 検索
文学作品と呼ばれるものと、エンタテイメントと呼ばれるものが混じっているのは気にしたらダメです。並べた本人も微妙に気になったんだけど、印象に残っている度ということで並べてみた。あえてこのままで行きますよ。
櫻の樹の下には / 梶井基次郎
ものすごく短い作品なのだけど、私を梶井作品にはまらせるきっかけとなった。タイトルの時点で気づいた人も多いと思うけど、これはかの有名な「櫻の樹の下には死体が埋まっている」のフレーズで始まるアレ。坂口安吾の「櫻の森の満開の下」はまた別の作品。
この作品以上に、美しいビジュアルを想起させる作品には、未だ出会ったことがない。
梶井基次郎全集 全1巻
梶井基次郎 / ちくま文庫
仮面の告白 / 三島由紀夫
自伝的小説とも言われている。
作品中では同性愛が描かれているとされているが、実際のところは同性愛なのか異性愛なのかさっぱり分からなかった。高校生の頃だったからかなぁ。いま読めばまたなにか違うかもしれないけど。三島由紀夫の作品はわりにどれも難解だとか言われていて、何を読めばいいのか分からなかったりもしたのもいい思い出。
三島由紀夫自身にインパクトのあるエピソードが多いので、そちらもまたおもしろかったりする。
仮面の告白
三島由紀夫 / 新潮文庫
ドグラ・マグラ / 夢野久作
これは、奇怪な小説ですねぇ。
ひとことで表せばそんな感じである。いろいろと掘り下げたり想像したりしながら読むのがおもしろい。が、読むのにものすごく体力を奪われる。
だいぶ前に書いた感想みたいな。多い上にくどいwww
ドグラ・マグラ/夢野久作 (1)(2)(3)(4)(5)
ドグラ・マグラ (上)
夢野久作 / 角川文庫
壁 / 安部公房
安部公房の作品は、全作読破を狙うほど好き。
なので、読んだものを全部挙げたいくらいの勢いなのだけど、それをやると埋まってしまうので自重して二作品だけにしておきまする。それでも多いのだけどね。
「壁」は、とにかく何回も読んでいる。安部作品の中では一番読んだ回数が多いのではないか。中でも第二部の「とらぬ狸」との掛け合いが好きで、ここだけ何度も読んだりした。コミカルな中にも不条理でよい。
だいぶ前に書いた感想発掘。
壁/安部公房
壁
安部公房 / 新潮文庫
密会 / 安部公房
「密会」はエログロ風味で、しかも不条理である。全編を通して不気味でしっとりとした雰囲気が漂っているのがいい。この作品の異形の登場率は、安部作品の中ではかなり多いのではなかろうか。
だいぶ前に書いた感想発掘。
感想というよりは微妙に『安部論』をぶっているような気もする。
密会/安部公房
密会
安部公房 / 新潮文庫
ガリヴァー旅行記 / スウイフト
童話のガリバー旅行記とは一線を画しまくったシニカルファンタジー。
読んだきっかけは、たまたま映画 or ドラマ化されたものを、NHKかなんかの深夜番組で見たのがきっかけ。映像化されたシニカルガリバーが非常におもしろかったので、その勢いで小説に手を出したというわけだ。
私がお気に入りなのが特に後半、ラピュタとフウイヌムの部分。ラピュタにいる人間の、幻想の世界に没入してこちら側を全く見ない様子はなかなか滑稽ではあるが、胡蝶の夢を彷彿とさせて怖くもある。また、フウイヌムの部分では人間の文明それ自体をめったやたらに切りまくっているのがおかしい。
ガリヴァ旅行記
スウイフト / 新潮文庫
不思議の国のアリス / キャロル
定番なんだけど不思議の国のアリス。
いろんな出版社のものを通じて、通算10回くらいは間違いなく読んでる。続編「鏡の国の〜」も、もちろん何度も読んでいる。訳者によって多少カラーが違うので、いろんな出版社のを読んでみるのがいいと思うよ。
最初に触れたのが小学生の頃で、アリスの世界というのは一種の原体験的なものになっているようにも思う。挿絵がすごく魅力的でねー。そういう記憶も懐かしい。
不思議の国のアリス
キャロル / 新潮文庫
にんじん / ルナール
図書館にあったのを手にとって、ガクブルした小学3年の私。
衝撃的だったというか、全編があまりに残酷でどうしようもないというか。読んだ当時の私が受けた衝撃という点では、間違いなく一番に挙げてもいい。
というのは、小学校の図書室を利用してもいいのが3年生以上だったのね。それまで与えられていた本と言えば、心温まるお話が殆どで、人間存在を抉る本なんてなかったのよ。何の免疫もなかった当時の私は、小学校の図書室で世界の名作を探し、「にんじん」という可愛らしいタイトルに惹かれ、中身も見ず借りて帰って愕然とした、というわけだ。
とは言っても、当時から小学生の間での小競り合いとか陰湿ないじめが当たり前に存在するのを見ていたので、家でこういうことがある子がいてもおかしくないかなぁという感じで、わりとすんなり受け入れたような気がする。
にんじん
ルナール / 岩波文庫
博士の愛した数式 / 小川洋子
最近読んだ中で一番よかった。
映画化もされた作品で、ご多分に漏れず私も映画から入ったのだが、映画よりも原作小説の方が感動できた。
なによりも、作者の筆致が素晴らしい。お話が、綺麗で情緒の漂う日本語で綴られており、柔和な文体が、博士とルート、家政婦さんの間に通う優しい心の交流をそのまま表しているかのよう。これはもう文章に惚れた。
ここに挙げた他の小説と比較すると、インパクトは小さめだけども、文章に惚れたので入れた。「この人のような文章を綴りたい」大賞をあげたい一冊。
博士の愛した数式
小川洋子 / 新潮文庫
すべてがFになる / 森博嗣
なぜここにエンタテイメント的な作品を並べるかという話になるのだが、実はこの小説、かなりの勢いで文学かぶれだった私を、エンタテイメント的な小説に引き戻すきっかけになった一冊だから。
森博嗣作品は講談社文庫から出ているものは殆ど読んだ。どのシリーズが好きかと言われたら、私は迷うことなくS&Mシリーズを挙げる。その中でも本作品の登場人物のインパクトは鮮烈。
だいぶ前に書いた森作品の感想みたいな。
四季シリーズ〜春, 夏, 秋, 冬
森博嗣の世界を感覚的に語る
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER
森博嗣 / 講談社文庫
以上。
ジャンル別
これ、ジャンル別に選ばないと、入れたいけど入れられない作品がたくさん出てきそうでアレだな。ラノベな人がラノベに限定して書いてた理由が分かったよ(遅いよ
現代小説(定義があいまいすぎる
ミステリー(きっと森作品で占められる
古典(選べるほど読んだか?
日本文学(最近読んでないから選べるかあやしい
安部公房ベスト(完全に俺の趣味
できそうなジャンルをざっくり挙げてみたけども、偏ってるよね。
あまり読んでないジャンルは現代小説に放り込みまくれ、と。恋愛だろうが家族愛だろうがなんでも放り込む感じで。
SFがないのは全然読んでないからですよ。
有名どころくらいは読みたいけどなんだかんだで読んでないよ。ていうかどのへんから読んだらいいのか全然分かんないよ。オーウェルとかアシモフとかあのへん??
とりあえず澁澤龍彦読みたいんですよ、関係ないけど。
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