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	<title>Spherical-moss.net</title>
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	<description>水面を漂う毬藻の如く、浮かんでは沈み、沈んでは浮かぶ思考の断片を書き留めたブログ。</description>
	<pubDate>Fri, 21 Nov 2008 10:30:52 +0000</pubDate>
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		<title>交通科学博物館</title>
		<link>http://spherical-moss.net/2008/11/modern-transpotation-museum/</link>
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		<pubDate>Fri, 21 Nov 2008 10:16:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>TsumuRi</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[物見遊山]]></category>

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		<description><![CDATA[				大阪・弁天町の交通科学博物館に行ってきました。ここの展示のメインは鉄道で、航空機や船舶、自動車も少しだけあります。
				
				今回のお目当ては11月末で引退する0系新幹線の企画展。が、企画展の会場に至るま [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>大阪・弁天町の<a href="http://www.mtm.or.jp/">交通科学博物館</a>に行ってきました。ここの展示のメインは鉄道で、航空機や船舶、自動車も少しだけあります。</p>
				<p><img src="http://spherical-moss.net/wp/wp-content/uploads/2008/11/081121-0kei.gif" width="350" height="290" alt="ぜろけい" title="ぜろけい" /></p>
				<p>今回のお目当ては<a href="http://www.jr-odekake.net/navi/shinkansen/0kei/special/enter.html">11月末で引退する0系新幹線</a>の企画展。が、企画展の会場に至るまでの展示内容が濃すぎておなかいっぱいになって、正直疲れてました。非鉄オタは最初に0系の企画展に入ることをオススメします。</p>
				<p><span id="more-545"></span></p>
				<p>鉄道 (JR) がメインだったので、それを中心に書いてみます。</p>
				<h3>展示内容とか</h3>
				<p>展示はかなりおもしろかったです。<br />
				乗り物やメカを見てきゃっきゃできる子供マインドがあれば大丈夫だ。</p>
				<h4>保存車両展示</h4>
				<p>保存車両がごろごろしてるのが最大の魅力だと思う。しかも一部は中を見れるのです。運転席に座ってみることもできたりしてかなり楽しい。最新のものはあまりなく、ちょっと昔に走っていたもの限定だというのがちょっと淋しいかも。どうせなら現役の車両を見たい（贅沢</p>
				<p><img src="http://spherical-moss.net/wp/wp-content/uploads/2008/11/081121-unten.gif" width="320" height="260" alt="運転席" title="運転席" class="" /></p>
				<p>ちなみに0系新幹線もあります。すごく近くで見られる。やっぱりウルトラマンに似ていて非常に可愛いと思う。</p>
				<p>時間が合わなくて参加できなかったのだけど、土日祝日限定のミュージアム探検ツアーでは、普段は入れない保存車両の中（0系のグリーン車の中とか）も見せてくれるらしいので、次はこれに参加してみたい。それと、食堂車の中でランチ食べさせてくれるのも、今度は食べてみたい。</p>
				<p><img src="http://spherical-moss.net/wp/wp-content/uploads/2008/11/081121-joki.gif" width="320" height="270" alt="蒸気機関車" title="蒸気機関車" class="" /></p>
				<p><img src="http://spherical-moss.net/wp/wp-content/uploads/2008/11/081121-kyouto.gif" width="320" height="270" alt="昔の駅" title="昔の駅" class="" /></p>
				<h4>レトロな展示</h4>
				<p>鉄道の歴史を振り返る資料がずらっと揃ってます。駅舎の再現まである。</p>
				<p>昔からの切符の展示があったのはおもしろかった。現在のように自動券売機対応で画一化されてしまった切符にはないおもしろさがある。往復切符がつながってたり、記念切符があったり、懐かしのオレンジカードもあった。</p>
				<p>SLの番号を示すプレート（金色レリーフ）がずらっと並んでいるのはかっこよくていい。電車の前後についてる丸や四角の名称表示の看板は、時代を感じるというか懐かしさを覚えるというか、いい感じ。</p>
				<p>自分が石川県出身ということがあり、北陸本線にまつわる展示が楽しかった。あの路線を使う人なら知っているであろう<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E9%99%B8%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB">北陸トンネル</a>（敦賀〜今庄間、むちゃくちゃ長い）の建設に関する展示とかもうね。</p>
				<p>JRだけではなく、大阪近辺の私鉄の車両模型もあり、やっぱり<a href="http://www.geocities.jp/kumohana2002/index.htm">阪急の車両</a>は群を抜いてハイカラな感じでいい、などとしみじみ思いました。</p>
				<p>私はアルミでつやっとしている車両よりも、全面がペンキで塗られているような車両の方が好きなのです。北陸線の<a href="http://homepage3.nifty.com/himenosawa/photo/2006/10/10.html">白地に青いラインの入った車両</a>、京都や山陽本線あたりを走っている<a href="http://train.sakura.ne.jp/train/jr/west/113-2/index01.html">かぼちゃを彷彿とさせる車両</a>、貨物列車などなど。もっさり感がたまらん。たまにこういうのを見ると嬉しくなります。</p>
				<h4>メカメカしい展示</h4>
				<p>車両周りのメカの展示もありました。メカを見てもなにがどうなっているのかさっぱりわからないんだけど、メカメカしいのを見るとわくわくするからいいのです。ギアがぐりんぐりん回ってたりとか超おもしろい。</p>
				<p>スイッチを入れると稼働するタイプの展示もありますが、基本的に動きが地味です。博物館の中で何度「地味」と言ったか覚えてません。</p>
				<p>なぜか船舶のプロペラや飛行機のジェットエンジンもあります。ジェットエンジンは複雑すぎてなんだこりゃでした。よくこんなもの設計したなぁと思うし、よくもまぁ金属の塊を飛ばしちゃったよなぁと思う。すげーな。</p>
				<h4>鉄道模型のパノラマ運転</h4>
				<p><a href="http://www.mtm.or.jp/pavilion/panorama/index.html">全長 400 m だかの巨大鉄道模型</a>があって、1時間に1回くらい、15分程度かけて、様々な車両が走ります。時間になると館内にいる人のほとんどが集まってえらいことになるので、かぶりつきで見たい人は始まる前から模型周りに張りついて場所取りする必要がありそう。</p>
				<p>この模型がまたよくできた模型で、模型の周りはガラス (？) で囲われているのだけど、反射で見えにくくならないように、照明もよく考えられていました。一日の光の変化の演出もあり、明け方には始発の通勤電車が走り始めたり、夜には夜行電車が走ったりでおもしろい。走っている模型についての解説もあるので、非鉄オタでも普通に楽しいと思う。</p>
				<p>走る車両は新幹線が何種類か (500系と700系は走ってたような気がする) に始まり、特急何種類か、ブルートレイン、通勤電車、普通電車、なんと貨物列車まで走っていました。貨物列車好きとしては貨物列車を見つけるたびにニヤニヤできる。石川県出身としてはサンダーバードも嬉しい。贅沢を言えば、のっぺらぼうじゃなく、顔に目玉がついてて可愛い方が走ってたらもっとよかった。可愛い方が走ると新幹線の影が薄くなるからのっぺらぼうが走っていたのだと、勝手に思っている。</p>
				<p><img src="http://spherical-moss.net/wp/wp-content/uploads/2008/11/081121-sinkansen.gif" width="320" height="260" alt="新幹線" title="新幹線" class="" /></p>
				<p><img src="http://spherical-moss.net/wp/wp-content/uploads/2008/11/081121-kamotu.gif" width="320" height="260" alt="貨物列車" title="貨物列車" class="" /></p>
				<h4>鉄道シミュレーターで遊ぶ</h4>
				<p>子供にまぎれて並ぶのが苦痛じゃなければ、鉄道シミュレーターで遊んでみるのも楽しいと思います。根性で並んで運転したぜ。運転席が実車みたいなもんで、風景もかなりリアルなのでおもしろい。駅じゃないところでブレーキをかけてみたりとかそういうしょうもない遊び方もできます。1分半で次の人に交代するシステムなのでちょっと物足りなさも感じましたが、大人気でかなり待つことになるので、このくらいが限度ではないかと思いました。</p>
				<p>リアルな鉄道シミュレーターではなく、模型を走らせるタイプもあり、時間制限がないのでゆっくり運転できます。2周したところで次の人に交代するシステム。これは完全に子供向けです。でもそれなりに楽しい。</p>
				<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00007KM2T/sphm-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51AVHR9F8ML._SL160_.jpg" alt="電車でGO! プロフェッショナル2" style="border: none;float:left; margin-right:1em;" /></a>こんなので遊んだせいで、我が家に超遅い<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00007KM2T/sphm-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">「電車でGo！」</a>ブームが到来しました。マスコン型の専用コントローラーがちょみっと欲しいですが、Amazon ではプレミアついてるようです。</p>
				<p>←これは今やってるとこだが超むずかしい。<br clear="left" /></p>
				<h3>新幹線といえば0系ですよね</h3>
				<p>ところで、新幹線といえばやっぱり0系だよね。映画でよく見るし、私の中で新幹線といえば、鼻が短くてころんとしているあの形だ。多分、小学校の頃にはじめて新幹線に乗った体験に由来してます。新大阪〜京都間のたった一駅だけの乗車体験。</p>
				<p>どの型に乗ったかは覚えてないけど、鼻は短かった。夫の人は500系が好きらしいが、私としては500系以降の車体は、鼻が長くなりすぎたりカモノハシ型に変形しちゃったりして、あんまりかわいくないと思っている。てゆか、新幹線のホームで待ってて新幹線が来ても、「新幹線きたー！！！」というわくわく感があんまりないんです。新幹線ってもっとわくわくするもんじゃないだろうか。気のせいか。</p>
				<p>JR東日本や九州新幹線の車体は知らない。なんの話だ。</p>
				<h3>客層がちょっとおもしろい</h3>
				<p>この博物館の客層は、見事なまでに親子連れか鉄オタちっくな人 (男性がひとりもしくは数人で来ている) です。たまにカップルがいても、片方がでっかいカメラを抱えてたりします。女性のグループや、ひとりで来ている女性はまったく見なかった。展示内容が鉄道中心というだけで、客層がここまで偏ってしまうというのもおもしろい現象である。<a href="http://spherical-moss.net/2007/06/kagamigahara/">各務原の航空科学博物館</a>は、もう少し女性率高かったと思うんだけど。</p>
				<p>こうなってくると石川県の<a href="http://www.mmjp.or.jp/motorcar-museum-of-japan/">日本自動車博物館</a>や、お台場の<a href="http://www.funenokagakukan.or.jp/index.html">船の科学館</a>にも、いつかは行かざるを得ない。4大乗り物を制覇するのだ。ひゃっほい。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>病院で殺される</title>
		<link>http://spherical-moss.net/2008/11/protect-yourself-in-the-hospital/</link>
		<comments>http://spherical-moss.net/2008/11/protect-yourself-in-the-hospital/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 06 Nov 2008 13:59:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>TsumuRi</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[書籍]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://spherical-moss.net/539/terms/</guid>
		<description><![CDATA[				病院で殺される―医療ミスから身を守る方法
				トーマス・A. シャロン
				椿 正晴 (訳)
				主婦の友社
				2004-05-01
				最初に書いておこう。タイトルは釣り。
				この本 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4072421634/sphm-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51GJPVN272L._SL160_.jpg" alt="病院で殺される―医療ミスから身を守る方法" style="border: none;float:left; margin-right:1em;" /></a><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4072421634/sphm-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">病院で殺される―医療ミスから身を守る方法</a><br />
				トーマス・A. シャロン<br />
				椿 正晴 (訳)<br />
				主婦の友社<br />
				2004-05-01<br clear="left" /></p>
				<p>最初に書いておこう。<strong>タイトルは釣り。</strong><br />
				この本は、アメリカの看護師さんが書いた本の訳本であり、原題は「Protect yourself in the hospital」である。なぜこれが邦訳されるとタイトルが「病院で殺される」になってしまうのか、すさまじく理解に苦しむ。</p>
				<p><span id="more-539"></span></p>
				<p>タイトルを見て、医療バッシング本かと思ったが、別にそんなことはなく、わりにまっとうな本だと思った。なのになぜこのタイトルをつけるか。マスコミの論調がすっかり病院 vs 患者の構図になってるから、このタイトルの方が売れると判断したのだろうか。でも内容とは乖離してるように思う。タイトルで損をしているような気もする。</p>
				<blockquote><p>第1章　安全な病院の見つけ方<br />
				第2章　救急外来で注意すべきこと<br />
				第3章　入院生活を安全に送るための基礎知識<br />
				第4章　病院で転ばないようにするには<br />
				第5章　集中治療室で医療事故に遭わないために<br />
				第6章　外科手術を受けることになったら<br />
				第7章　「母子ともに健康！」と言えるお産をするために<br />
				第8章　床ずれの予防と治療について知っておくべきこと<br />
				第9章　院内感染から身を守る<br />
				第10章　医師や看護士とのコミュニケーションの取り方<br />
				第11章　外部機関による病院評価と病院が行うリスク管理の危うい実態<br />
				第12章　大量破壊兵器を使ったテロへの対処法</p></blockquote>
				<p>内容は、病院で行われる様々な処置、その処置を行った場合に考えられるリスク（合併症など）、合併症が起こった場合の初期症状、合併症への対応、がほとんどを占める。高度な処置をされた場合、リスクとして重篤な合併症があるのは、至極当然のことらしい。しかも患者の基礎的な健康状態が悪い（高血圧とか糖尿とか）場合、合併症リスクは高くなる。</p>
				<p>病院にご縁もなく健康に生きていたら、あまり知る機会のないことだけど、知っておくに越したことはないだろうなぁ。や、でもこういう本でも読まないと、処置に伴うリスクや予測される合併症がどんなもんか、分かんないんだよね。テレビ等でリスクの面もちゃんと流せばいいのに、そういうのはやらないよね、日本のテレビ。</p>
				<p>その他に、病院の医療水準を確認するため、処置や手術の前にスタッフに確認するべき項目のリストもあるんだけど、これを全部聞いてたら、スタッフに嫌がられると思う。カルテにクレーマーとか書かれちゃったりしないだろうか。自分のそういう発想はいかにも日本人的だなぁと思う。けど、不安なことはある程度口に出して聞くようにした方がいいんだろうな。黙っておいてあとで話が違うと文句を言うのは、両方にとって後味が悪いと思うし、恨みが残りそうだし、こじれて時間がかかりそうだし。</p>
				<p>おもしろいと思ったのは、一章をわざわざ「医師や看護士とのコミュニケーションの取り方」にあてていること。《患者と病院のスタッフのコミュニケーションがうまく取れていないせいで、病院では様々な問題が起きているのです》として、患者が努力すべき点を挙げている。言葉遣いを丁寧にするとか、相手の自尊心を傷つけないように話すとか、些細なことで腹を立ててスタッフに文句を言うことはしないとか、具合が悪くない時はナースコールしないとか。</p>
				<p>要はモンスターになるなということだと思うのだけど、こんな当たり前のことをわざわざ書かないといけないくらい、権利意識が変な方向にいっちゃった人が多いのか。最後に《そう心がけているのに医療スタッフの対応が遅いときは、我慢しないできちんとした対処を求めてください》とも書いているあたり、医療スタッフに配慮した上で、権利を主張するところは主張しなさい、ということなのだろう。</p>
				<p>本に書かれている処置の実態、国が定めた基準、患者一人あたりに必要とされるスタッフの人数等はアメリカの話なので、そのまま日本に当てはめられるとは思わない。昨今の報道を見ていると、ここに書かれているよりも、もっともっと足りてない印象。増やせと言うだけなら簡単だけど、実際増やすのは難しいんじゃないかなあ。医療費をもっと上げないと無理な感じがする。</p>
				<p>個人的な印象なんだけど、特別な検査でもしない限り、日本の医療費は安いと思う。この間、謎の微熱が数日続いたので病院に行ったけど、看護師さんの事前の問診 (10分くらい) と、初診担当の先生の診察 (これも10分くらい) でかなり時間を取らせたと思うのに、基本診療料273点。血液検査と尿検査の結果が当日中に出て675点。病院スタッフは医師だけじゃないし、こんな程度の基本診療料でペイできてるんだろうか？検査がなかったら人件費くらいしか出ないような気がするんだけど。どうなんだろ。</p>
				<p>閑話休題。</p>
				<p>第12章でテロのことを書いているあたり、とてもアメリカらしいなぁと思ったが、化学テロにしろ細菌テロに核兵器テロにしろ、やられたらぶっちゃけ医療機関パンクするじゃん！という話だった。いや、どれをやられてもICUが必要なレベルだそうで。正直笑えない話だ。</p>
				<p>わりに読みやすい本だったので、ぺらぺらとめくってみるのもよいかも。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>病名をタグにすることについて徒然</title>
		<link>http://spherical-moss.net/2008/11/disease-tag/</link>
		<comments>http://spherical-moss.net/2008/11/disease-tag/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 05 Nov 2008 10:26:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>TsumuRi</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[ブログ]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://spherical-moss.net/552/eyepressure/</guid>
		<description><![CDATA[				先日書いたびっくりするほど理解力がないという記事に、ちょこちょこブクマいただいたみたいで嬉しく思ったのだけど、ブクマのページを見て、ちょっとばかし困惑もした。
				
				この記事のタイトル通り、病名をタグ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>先日書いた<a href="http://spherical-moss.net/2008/11/cant-understand/">びっくりするほど理解力がない</a>という記事に、ちょこちょこブクマいただいたみたいで嬉しく思ったのだけど、<a href="http://b.hatena.ne.jp/entry/http://spherical-moss.net/2008/11/cant-understand/">ブクマのページ</a>を見て、ちょっとばかし困惑もした。</p>
				<p><span id="more-552"></span></p>
				<p>この記事のタイトル通り、病名をタグに使うことについてなんだけど。<br />
				<img src="http://spherical-moss.net/wp/wp-content/uploads/2008/11/_081105-tag.png" width="300" height="33" alt="タグ" title="タグ" class="" /></p>
				<p><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%BC%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4">「アスペルガー症候群」</a><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A8%E6%84%8F%E6%AC%A0%E9%99%A5%E3%83%BB%E5%A4%9A%E5%8B%95%E6%80%A7%E9%9A%9C%E5%AE%B3">「ADHD」</a>というタグがあるのだけど、これを見てちょっと困惑してしまった。自分が精神科に通院しているのも事実だし、もう6年にもなるが、医者にそれらの病名を告げられたこともなければ、ものの見方や他人との関わり方や、社会との関わり方という部分で、それらの診断をつけられた患者に見られる傾向を、診察の中で特別に取り上げて指摘されたこともないからだ。</p>
				<p>私には、ここに挙げた病気についての知識は、Web で収集できるものくらいしかない。一般向け書籍さえも読んだことがない。Wikipedia をざくっと読んだところ、ADHDは集中困難・過活動・不注意が、アスペルガー症候群は言葉で言われたことは額面どおり受け取る傾向、非言語性メッセージの理解の低さ、限定された興味・関心が、わかりやすい特徴らしい。それらを併発することもあるそうだ（※Wikipedia から適当にかいつまんだだけなので厳密じゃない部分がある）</p>
				<p>この中には私にも該当する特徴がまったくないわけでもない。たとえば、裁量に任されるタイプの仕事はあまり得意ではない。できる限り判断基準が明確なマニュアルを作って、ルーチン的に仕事をするのが楽だと思っている。また、言葉は基本的に額面通りに解釈する。ただし、表情や状況を考慮して明らかに反対の意が表明されている場合は除く。意味を何通りにも取れるような曖昧な言葉の解釈には少し困るときがある。たまに「ここで言う○○の意味は何？」とか尋ねることもある。そういう部分は確かにある。</p>
				<p>ただ、病名として自分がそれらに該当するか考えた場合は違うと思う。ここでの「違う」の基準は「診断基準を満たさない」の意。ただ、診断基準は経験を積んだ医師によって運用されるべきなので、私が診断基準を持ち出すのは、ちょっと違うような気もするけど。</p>
				<p>DSM-IV の診断基準見つけてきたからリンクしとく。<br />
				<a href="http://homepage3.nifty.com/asakuratown/tekuteku/adhd/dsm-4.htm">『ＤＳＭ—IV　精神疾患の分類と診断の手引き』より注意欠陥・多動性障害</a><br />
				<a href="http://ibuki.ha.shotoku.ac.jp/~kitazawa/masatsugu/dsm4.html">アスペルガー障害の診断基準（DSM‐IV, APA)抜粋</a></p>
				<p>で、「診断基準を満たさない」と思った根拠は、自分のものの見方、他人との関わり方、社会との関わり方には多少その傾向は認められるが、それらの程度が「不適応的」ってとこまでいってないから。そこまでいってたら自分で気づくより先に主治医に指摘されると思う（主治医が告知していないだけの可能性は依然としてあるわけだが、それは横においとく）。ここまで前フリというか余談です（長いよ！</p>
				<p>* * *</p>
				<p>ここから本筋。</p>
				<p>たとえば自分が病気についての情報を探していたときに何を欲しがっているか考えてみると、こんなところだと思う。</p>
				<p>1) 専門的なサイトによる病気の情報<br />
				2) 自助グループ・家族会・掲示板など<br />
				3) その病気を専門的に診ている医師のブログ<br />
				4) その病気に関するニュース<br />
				5) 患者本人による体験談<br />
				6) 家族による体験談<br />
				7) その病気に対する考察・批評</p>
				<p>はてブの中には、アスペルガー症候群やADHDの語句を含むページや、それらをタグに設定されているページを、一覧として表示できる機能がある。<br />
				<a href="http://b.hatena.ne.jp/keyword/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%BC%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4">はてなブックマーク - アスペルガー症候群</a><br />
				<a href="http://b.hatena.ne.jp/keyword/ADHD">はてなブックマーク - ADHD</a><br />
				<a href="http://b.hatena.ne.jp/t/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%BC%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4?sort=hot">はてなブックマーク - タグ アスペルガー症候群</a><br />
				<a href="http://b.hatena.ne.jp/t/ADHD?sort=hot">はてなブックマーク - タグ ADHD</a></p>
				<p>で、こういうところからリンクをたどってきた人には、<a href="http://spherical-moss.net/2008/11/cant-understand/">「びっくりするほど理解力がない」</a>という記事は、先に挙げた (1)〜(7) のうち、(6) の患者による体験談だと誤解されかねない。私に病名レッテルを貼られるだけなら別に問題にはならないんだけど、読んだ人が「なるほど、この病気の人はこういう風にものを見ているのか」と誤解して帰っていく可能性がある。私はその病気の患者ではないのだから、そういう理解をされるのはあんまりよくない。</p>
				<p>体験談を読みに来る人には、それがあくまで「ひとつの例」であることを分かった上で読んでいるのだろうし、情報の取捨選択も行っているだろう。だが、患者やその病気への理解に、ノイズを混ぜてしまう危険性はやっぱりある。</p>
				<p>これはアスペルガー症候群や ADHD の場合に限らず、他の病気の場合でも同じことが言えるし、誤解や間違ったイメージが流布された場合に、一番あおりを食うのは患者だから、病名をタグとして使う場合、その運用は多少神経質になった方がいいのかな、と思う。</p>
				<p>* * *</p>
				<p>このような誤解は、「○○っていう病名だからあの人はきっとこうだ」的に、病名だけを見て個人をまったく見ようとしない人と、患者の関わりにおける問題もこじれさせるような気がする。</p>
				<blockquote><p>他　人「あなたは A で B で C なのよね？」<br />
				　　　　　（A〜C はよく言われる特徴）</p>
				<p>当事者「いや、一般的にはそう言うけど、<br />
				　　　　私には B は当てはまらないよ」</p>
				<p>他　人「○○ (病名) なのに B じゃないわけがない」</p></blockquote>
				<p>こんな感じだ。ここまではっきりと聞いてくるケースはほとんどないが、戯画化するとこうなる。時には「あなたに病名教えたことなんてありましたか？」な場合も。いつの間にかうつ病だと思いこまれていたりとか、普通にある。</p>
				<p>一般的に正しいとされる知識でやられてもうっとおしいのに、誤解に基づいた知識でやられたら、きっとぶちきれるぞ（私は）。</p>
				<p>* * *</p>
				<p>ここからあんまり関係ない話。<br />
				（NGワード：関係ない話ならするな）</p>
				<p>個人的には、病名というレッテルがあることで治療が有利に進むならば、どんどんレッテルを利用すればよいと思っている。カテゴライズされることによる安心感というのは確かにあるし、病名をつけられたことで回復に向かって進める効果も確かにある。サンプルは俺（少ないｗ</p>
				<p>一時期流行語のようになったアダルトチルドレン、機能不全家族、サバイバーなどはまさにその類で、生きづらさを抱えている本人が生きるためにプラスに作用する面がある。サンプルはその昔出入りしていた精神系サイト界隈の人々。ただ、概念が流布されることで、混乱を引き起こした面もあった（念のためつけくわえておくと、これらは病名ではない）。心の傷やトラウマの概念もそんな部分があるように思う。トラウマと PTSD はまさに今、混乱している最中ぽい。周辺の書籍を読んでみると、なかなかにおもしろい。</p>
				<p>閑話休題。</p>
				<p>これら、特に病名は治療が必要な間、暫定的に利用するものだし、治療が必要なくなった時には、すぐにはがされるべきレッテルでもある。完全にはがすのには、多少の困難を伴う。また、治療が必要ない状況にある人間には、利用されるべきものではない。理由は以下。</p>
				<p>概念がカジュアル化することで、理解にノイズが混ざって混乱を起こす。また、貼りつけてしまったレッテルに縛りつけられ、本来気にしなくてもよかったことを無駄に気にする状況だって起こる。たとえば、ネットで詳細を調べて、その特徴に合致するように振る舞うようになったりというケース。最悪なのは、理解しあえない人や、馬があわない人に対して「お前病気だよ！」という罵倒や捨て台詞のごとく用いられるケースだろう。そして残念ながらネットでは、この最悪な用例が散見されるのだよな。</p>
				<p>* * *</p>
				<p>なんだかとりとめなくなってきたからこのへんで終わる。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://spherical-moss.net/2008/11/disease-tag/feed/</wfw:commentRss>
		</item>
		<item>
		<title>wp.Vicuna にはてなスターつけた</title>
		<link>http://spherical-moss.net/2008/11/hatenastar-with-vicuna/</link>
		<comments>http://spherical-moss.net/2008/11/hatenastar-with-vicuna/#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 03 Nov 2008 13:25:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator>TsumuRi</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[WordPress]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://spherical-moss.net/512/tanabata2004/</guid>
		<description><![CDATA[				テーマをwp.Vicuna にしてから、一時期はてなスターを使ってなかったんだけど、また表示させたくなったから弄った。
				
				使用しているテーマは、wp.Vicuna の改造版である、wp.Vicun [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>テーマを<a href="http://wp.vicuna.jp/">wp.Vicuna</a> にしてから、一時期はてなスターを使ってなかったんだけど、また表示させたくなったから弄った。</p>
				<p><span id="more-512"></span></p>
				<p>使用しているテーマは、wp.Vicuna の改造版である、<a href="http://ma38su.sourceforge.jp/wp/vicuna/">wp.Vicuna Ext</a>。レイアウトを変更するのが楽なのでこれ使ってる。</p>
				<p>で、はてなスターの設置。</p>
				<h3>single.php の記事タイトル周りを少しいじる。</h3>
				<div class="codesnip-container" >
				<div class="codesnip"><span class="sc2"><a href="http://december.com/html/4/element/h1.html"><span class="kw2">&lt;h1&gt;</span></a></span><span class="sc2"><a href="http://december.com/html/4/element/a.html"><span class="kw2">&lt;a</span></a> <span class="kw3">href</span>=”<span class="kw2">&lt;</span></a>?php the_permalink<span class="br0">&#40;</span><span class="br0">&#41;</span>; ?<span class="kw2">&gt;</span></a></span>&quot;&gt;<span class="sc2"><span class="kw2">&lt;</span></a>?php echo $title; ?<span class="kw2">&gt;</span></a></span><span class="sc2"><span class="kw2">&lt;/a&gt;</span></span><span class="sc2"><span class="kw2">&lt;/h1&gt;</span></span></div>
				</div>
				<p>wp.vicuna Ext の記事タイトルに parmalink がなかったのでつけた。</p>
				<h3>スタイルシートいじる。</h3>
				<p>wp.vicuna.ext の中の、使用中のスタイルの中の subSkin の中の 1-subSkin.css をいじる。</p>
				<div class="codesnip-container" >
				<div class="codesnip">h1 <span class="br0">&#123;</span><br />
				&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; <span class="kw1">color</span>: #000;<br />
				&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; <span class="br0">&#125;</span><br />
				h1 a,<br />
				h1 a:link,<br />
				h1 a:visited<span class="br0">&#123;</span><br />
				&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; <span class="kw1">color</span>: #000;<br />
				&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; <span class="kw1">text-decoration</span>:<span class="kw2">none</span>;<br />
				&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; <span class="br0">&#125;</span></div>
				</div>
				<p>リンクを設定したことで、記事タイトルによけいな下線がついたり色が変わったりしたので、全部同じように表示されるようにした。</p>
				<h3>はてなスターにログイン、トークンの設定</h3>
				<p><a href="http://s.hatena.ne.jp/">はてなスター</a>にログインして（アカウント持ってない人はアカウント作成後）、ブログを追加する。トークンが発行される。</p>
				<p>Hatena.Star.Token = &#8216;xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx&#8217;;</p>
				<p>↑トークンはなんかこんな感じで半角英数字の羅列。</p>
				<h3>header.php を弄る。</h3>
				<p>&lt;head&gt;〜&lt;/head&gt; の間に以下のタグを埋める。<br />
				個別記事を表示したときにスターが表示されるようにしたいので、&lt;?php	if ( is_single() || is_page() ) : ?&gt;〜&lt;?php	endif; ?&gt; の間に置いた。</p>
				<div class="codesnip-container" >
				<div class="codesnip"><span class="sc2"><a href="http://december.com/html/4/element/script.html"><span class="kw2">&lt;script</span></a> <span class="kw3">type</span>=<span class="st0">&#8220;text/javascript&#8221;</span> <span class="kw3">src</span>=<span class="st0">&#8220;http://s.hatena.ne.jp/js/HatenaStar.js&#8221;</span><span class="kw2">&gt;</span></a></span><span class="sc2"><span class="kw2">&lt;/script&gt;</span></span><br />
				<span class="sc2"><a href="http://december.com/html/4/element/script.html"><span class="kw2">&lt;script</span></a> <span class="kw3">type</span>=<span class="st0">&#8220;text/javascript&#8221;</span><span class="kw2">&gt;</span></a></span>&nbsp; <br />
				Hatena.Star.Token =&nbsp; &#8216;xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx &#8216;;<br />
				<span class="sc2"><span class="kw2">&lt;/script&gt;</span></span><br />
				<span class="sc2"><a href="http://december.com/html/4/element/script.html"><span class="kw2">&lt;script</span></a> <span class="kw3">type</span>=<span class="st0">&#8220;text/javascript&#8221;</span><span class="kw2">&gt;</span></a></span><br />
				Hatena.Star.SiteConfig = {<br />
				entryNodes: {<br />
				&#8216;div#main&#8217;: {<br />
				uri: &#8216;h1 a&#8217;,<br />
				title: &#8216;h1&#8242;,<br />
				container: &#8216;h1&#8242;<br />
				}<br />
				}<br />
				};<br />
				<span class="sc2"><span class="kw2">&lt;/script&gt;</span></span></div>
				</div>
				<p>Hatena.Star.Token は、さっき発行されたものをコピペる。<br />
				なくても動くらしいけど。</p>
				<p><strong>一応</strong>完成。</p>
				<p><img src="http://spherical-moss.net/wp/wp-content/uploads/2008/11/081102-star.png" width="242" height="97" alt="妙に下寄り" title="妙に下寄り" class="" style="border:1px;" /></p>
				<p>一応って書いてるのは、これでちゃんと動くは動くんだけど、☆画像がタイトルの文字列に比べると妙に下に寄ってしまっているからだ。上図参照。ああなんとなくかっこわるい。なんとか中心線を合わせられるようにならないかと、考えているところ。<br clear="left" /></p>
				<h3>参考</h3>
				<p><a href="http://d.hatena.ne.jp/hatenastar/20070707">はてなスターをブログに設置するには - はてなスター日記</a><br />
				<a href="http://massat.jp/2007/07/12/243">WordPressに「はてなスター」を設置してみた - massat.jp</a></p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://spherical-moss.net/2008/11/hatenastar-with-vicuna/feed/</wfw:commentRss>
		</item>
		<item>
		<title>びっくりするほど理解力がない</title>
		<link>http://spherical-moss.net/2008/11/cant-understand/</link>
		<comments>http://spherical-moss.net/2008/11/cant-understand/#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 01 Nov 2008 10:02:30 +0000</pubDate>
		<dc:creator>TsumuRi</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[こころの深淵]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://spherical-moss.net/514/neuron-fish/</guid>
		<description><![CDATA[				ここ最近、なにかに取り憑かれたかのように読書をしていて、ひとつ気づいたことがある。
				どうやら私は、自分の中に既に「体験・観察の蓄積」もしくは「解釈のための物語の蓄積」があるもの以外は、想像力がまったく働か [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>ここ最近、なにかに取り憑かれたかのように読書をしていて、ひとつ気づいたことがある。</p>
				<p>どうやら私は、自分の中に既に「体験・観察の蓄積」もしくは「解釈のための物語の蓄積」があるもの以外は、想像力がまったく働かなくて書かれていることを理解できないらしい。まったくというのは言い過ぎかもしれないが、そんな感がある。</p>
				<p><span id="more-514"></span></p>
				<p>非常に分かりにくい例えで申し訳ないのだが、中井久夫の著書で言えば<a href="http://spherical-moss.net/2007/04/sign-memory-trauma/">「徴候・記憶・外傷」</a>は大部分を理解できるけど、<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4622039613/sphm-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">「最終講義」</a>は大部分を理解できない。</p>
				<p>もちろん、文字や文章としては理解できるし、そういうものがあるというのも理解できるんだけど、「腑に落ちる」という現象が起こらないので、どこか座りの悪い感じの気持ち悪さが生じるのである。</p>
				<p>上に挙げた2冊の本を読んだことのない人は、多分なんのこっちゃわからないと思うので補足すると、「徴候・記憶・外傷」はページの多くを PTSD やストレス性の疾患に割いた本で、「最終講義」はサブタイトルの「分裂病私見」が示すように、精神分裂病（統合失調症に改称されている）についての本である。両者とも症例の呈示は少なく、著者が日々の診療の中で受ける「感じ」的なものを主に書いている。</p>
				<p>前者に関して、私は既にこれらについて何冊も本を読んでいたし、自分が治療を受けた体験 の蓄積があったし、治療を受けた体験を客観的な目線で言葉に出来る状態であった。また、PTSD やストレス性のものについては、ネットに当事者目線の体験談がいくらでも転がっている。当事者と多少やりとりしたこともある。そういうこともあり、比較的容易にイメージを描くことができたのである。</p>
				<p>しかし後者に関してはそうはいかなかった。理由は前者のものと真逆であり、身近にサンプルケースが転がっていないから、容易にイメージを描くことができないのである。恐怖や妄想に関しては、自分自身が恐怖に駆られて妄想的な考えに逃げ込んだこともあったし、ごく身近に被害妄想ぽい訴えをする人間がいたこともあって、多少はイメージできるのだが、それ以外の部分についてはイメージを描くことが非常に困難だった。</p>
				<p>イメージが困難な状況に陥ると、その文章が意味を持たない文字の羅列に見えてくることもあるので、たいへん恐ろしい。ああゲシュタルト崩壊（←ちょっと違う</p>
				<p>で、こういうことに気づいて、私は、なにかを読んだり観察したりするときに、「体験・観察の蓄積」もしくは「解釈のための物語の蓄積」、つまり<strong>既に形成されているパターンを対象に適用することで、対象を認識しているらしい</strong>、と思ったのである。パターンが形成されていない対象や、既に形成されているパターンと相反する対象について、酷く理解しがたいと思うのも多分そういうことなのだろう。</p>
				<p>だから何だと言われれば、ただそれだけのことで多分ごく当たり前のことなんだけど、パターンが形成されていない対象に対する、びっくりするほどの理解力のなさに、ああー、とため息をついているところなのであるよ！</p>
				<p>ついでに、<strong>既に形成されているパターンに合うように解釈しがちな傾向があるというのも、ちゃんと自覚しておかないと、いつかとんでもない間違いをやらかす</strong>ような気がするよ！</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://spherical-moss.net/2008/11/cant-understand/feed/</wfw:commentRss>
		</item>
		<item>
		<title>危ない精神分析</title>
		<link>http://spherical-moss.net/2008/11/mind-hack/</link>
		<comments>http://spherical-moss.net/2008/11/mind-hack/#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 01 Nov 2008 04:25:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>TsumuRi</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[書籍]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://spherical-moss.net/510/sweat/</guid>
		<description><![CDATA[				危ない精神分析―マインドハッカーたちの詐術
				矢幡 洋 / 亜紀書房
				精神分析批判本、というより、以前にここでも紹介している「心的外傷と回復」の著者のハーマン批判本。フロイト先生や、現代の「なんでも [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4750503045/sphm-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41MVTR9S80L._SL160_.jpg" alt="危ない精神分析―マインドハッカーたちの詐術" style="border: none;float:left; margin-right:1em;" /></a><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4750503045/sphm-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">危ない精神分析―マインドハッカーたちの詐術</a><br />
				矢幡 洋 / 亜紀書房</p>
				<p>精神分析批判本、というより、以前にここでも紹介している<a href="http://spherical-moss.net/2007/04/trauma-and-recovery/">「心的外傷と回復」</a>の著者のハーマン批判本。フロイト先生や、現代の「なんでもかんでも心の問題」という風潮に言及している部分もあるけど、本のメインはハーマン批判だと思う。</p>
				<p>事例や出来事の流れはかなり詳しく書いているので、ハーマンの本を読んでなくても、アメリカの精神医学界 / 心理学界に巻き起こった巨大スキャンダル事件の読み物として楽しめると思う。<br clear="left" /></p>
				<p><span id="more-510"></span></p>
				<p>私は「心的外傷と回復」には大いに勇気づけられたクチで、ハーマンがいろいろ問題を起こしていたのはショックだった。でもいつかはそのあたりの話も読まなきゃいけないとは思っていた。で、1年半経ってやっと1冊目を手に取る。</p>
				<p>この本で主に批判されているのは、「記憶回復療法」である。「心的外傷と回復」にも書いてあったはずなのだが、「えーそんなのあったっけ？」と思うくらいに印象が薄い。印象が薄いというか読んだ記憶がない。まぁいいや。（この時点で記憶というものの、すさまじいいい加減さが分かるってなもんである）</p>
				<p>* * *</p>
				<p>この本によれば、ハーマン（及び、ハーマン派のセラピスト）は、患者の訴える心身症状の原因を、ことごとく幼児期の性的トラウマと決めつけていた。患者との面談で、患者自身からその話が全く出てこなくても、セラピスト側から「あなたは幼児期に性的虐待を受けていたから思い出すはず」と言ってむりやり思い出させていた（新しく幼児期の物語を作らせていた、と表現した方がよいかもしれない）。そうやってむりやり引き出された物語が「抑圧（もしくは解離）されていた記憶」として治療の中で絶対視されていたようだ。</p>
				<p>ここで問題となるのは、セラピストの側が「抑圧されていた記憶」が絶対的な真実であるとしていたこと。この本の中でもさんざんツッコミが入っているが、普通に心理学の知識があれば、記憶がしょっちゅう再構成されていることに気づくはずである。</p>
				<p>それだけで済めばまだよかったのだが、患者が「抑圧されていた記憶」を診察室の外に持ち出してしまったのはさらに問題だった。アメリカは訴訟社会であるから、「自分は被害者だった！」と主張する患者による訴訟がそこらじゅうで起こった。「抑圧されていた記憶」は絶対的な真実である、とされていたから、訴えられた「加害者」にとって非常に不利な状況が続いた。</p>
				<p>その後、謂われのない罪で訴えられ、敗訴した「加害者」たちによって「偽の記憶症候群対策財団」が結成され、心理学者のロフタスによる実験結果を皮切りとする「記憶戦争」（ハーマン派 vs 財団派による論戦）を経て、ハーマンの「記憶回復療法」は完全に否定された、のであった。</p>
				<p>記憶戦争の経緯や、記憶回復療法を受けた患者の証言には、非常に興味深いものがあった。特に患者の証言の中には、一般人の目から見ても、どう見てもおかしいと思う点が多々存在する。しかもこれは遠い昔の話ではない。偽りの記憶が社会問題になりはじめたのが1980年代、記憶戦争の終結が宣言されたのは、2002年。ごく最近の話である。</p>
				<p>* * *</p>
				<p>で、まぁ、なんというか、なんだかなぁ。<br />
				ハーマン派のセラピストたちが「過去への復讐」を肯定してしまったことについて、私はものすごいがっかり感を覚えたのだ。</p>
				<p>たとえば、繰り返し見る悪夢があったとして、その中に過去の加害者たちがはっきりと映っていたとして、今の苦しさが過去の加害者たちの手によるものだという物語を己の中に作ってしまった場合、余裕のない状態にあるとき、過去の加害者たちに恨みを抱いたり、復讐という行動を起こすことが考えられるし、ハーマン派のセラピストたちは訴訟という形で復讐を成し遂げさせてしまった。これに酷くがっかりしてしまったのだ。</p>
				<p>私自身にも、もう何年も繰り返し見る悪夢はあって、その夢の内容を診察室で話しているうちに、夢の中の人物たちに対する恨みと怒りと憎しみばかりがつのって、半ば妄想に囚われたような状態で「復讐してやる！殺してやる！社会的に抹殺してやる！」ってわめきちらしたことがあった。そのとき「復讐してどうするの」「何の意味があるの」と諭されて、落ち着いた後に「過去への復讐は出来ない」と言われて、ひどく悲しい気持ちになって、さめざめと泣いた。自分は酷く無力だと思ったし、世界はなにもしてくれないと思った。それがひどく悲しかった。ただ、「過去への復讐は出来ない」ことをはっきりと言われたことで、自分が「今にしか生きられない」ことを知ったような気がする。</p>
				<p>ハーマンの「心的外傷と回復」の中にも、被害者とされる女性たちが、今を取り戻して笑い合う場面があったと思う。「過去の加害者たちのことなんてもうどうでもよくなっちゃった」「思い出してもバーカって言ってやるの」「今はそれより楽しいことがある」そんな感じの情景だった。</p>
				<p>ここに描かれていた情景が、ハーマンが目指していた回復の形だとするなら、訴訟という形で過去への復讐を成し遂げさせてしまうことは、それに完全に逆行するのではないだろうか。訴訟をしている間はずっと過去と対峙していなくてはいけない。思い出したくないようなものを延々と見つめ続けなくてはいけない。会いたくもない加害者の顔を見なくてはいけない。これは結果的に過去への執着を強めることになるし、訴えられた加害者の心に、新たな恨みの種を蒔くことになる（実際、謂われのないことで訴訟を起こされたことに対して、訴訟し返す事例もあったようだ）。そうなったら泥沼で、いつまで経っても過去の恨みの連鎖から逃れることはできないじゃないか。</p>
				<p>「心的外傷と回復」の中で私が勇気づけられた回復の情景と、ハーマン派のセラピストたちが実際に行って招いた結果の落差に、私はなんだか酷くがっかりしてしまったのであった。</p>
				<p>がっかりしたとは言っても、「心的外傷と回復」を全否定する気にはならないのだけど。「心的外傷と回復」を書いたハーマンという人物が、後にこのような大スキャンダルをまきおこすとは、それを読む限りではまったく予想もつかないから。「心的外傷と回復」の時点では、ハーマンの態度は患者に寄り添い、勇気づけることを一番の目的としているように見えた。</p>
				<p>* * *</p>
				<p>あとは「危ない精神分析」を読んで爆笑してください。ハーマン派セラピストたちの行いに巻き込まれて酷い目にあった被害者がリアルにいる点では全然笑えないんだけど、おはなしとして読めば、このスキャンダル事件があまりにつっこみどころ満載過ぎて笑えてきます。（極端な事例を紹介している気もするんだけどね）</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>警察裏物語</title>
		<link>http://spherical-moss.net/2008/10/police-story/</link>
		<comments>http://spherical-moss.net/2008/10/police-story/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 30 Oct 2008 13:55:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>TsumuRi</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[書籍]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://spherical-moss.net/509/virus/</guid>
		<description><![CDATA[				警察裏物語
				北芝 健 / バジリコ
				元警視庁刑事が見た警察の裏話エッセイ。裏話といっても、汚職系の裏話ではなく、表には出ない内部事情という意味での裏話なので誤解なきよう。
				捜査の進め方から [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862380077/sphm-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/5189DHWH94L._SL160_.jpg" alt="警察裏物語" style="border: none;float:left; margin-right:1em;" /></a><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862380077/sphm-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">警察裏物語</a><br />
				北芝 健 / バジリコ</p>
				<p>元警視庁刑事が見た警察の裏話エッセイ。裏話といっても、汚職系の裏話ではなく、表には出ない内部事情という意味での裏話なので誤解なきよう。</p>
				<p>捜査の進め方から裁判までの流れ、警察の組織編成、外部団体との関係性、警察官の階級システム、それから裏話には必ずと言っていいほど出てくる「伝説の人」「変人」の話など、盛りだくさんの内容。<br clear="left" /></p>
				<p><span id="more-509"></span></p>
				<p>ちょっと気になったのは、この手の肉体労働系の職場につきものの、昔やんちゃだった経験を武勇伝として持ち上げるような香り（DQN臭と表現してもいいかもしれない）がそこかしこに漂っていること。ヤクザ屋さんとのやりとりや、犯人を落とすテクニックのあたり、特にそういう香りがする。そういうのに嫌悪感を持たない人限定かな…。</p>
				<p>目次はこんな感じ。</p>
				<blockquote><p>第1章　伝説の警察官<br />
				第2章　素顔の警察官<br />
				第3章　北芝健の強盗事件捜査セレクション<br />
				第4章　警察アンダーワールド<br />
				第5章　これが殺人事件の捜査だ！<br />
				第6章　警察内部の知られざる抗争<br />
				第7章　戦う警察</p></blockquote>
				<p>各章が、2〜3ページの短いエッセイを集めて書かれているので、電車の中などでちょっと読みたいような時にいいと思った。</p>
				<p>* * *</p>
				<p>中で、印象に残ったのが、激務さ加減ですかね。</p>
				<blockquote><p>ひどいところは三日に一回の徹夜勤務に加え、さらに「非番勤務」と称して徹夜労働が入る当直非番勤務（やきんあけばん）の連続勤務という世界でも類を見ないほどの肉体的精神的負担を強いられる。その結果、「警察官を六十歳で卒業したとしても、この世にいられるのはあと数年……」<br />
				これはジョークでも何でもない。現実だ。(p157)</p></blockquote>
				<p>これに加え、</p>
				<blockquote><p>今では月一万円の捜査費用が認められているが、私の現役時代は、というか、数年前までは、捜査費は経費として一切認められていなかった。</p></blockquote>
				<p>捜査員にはそれぞれ月一万円が捜査費として支給されるが、それを超えた場合は自分の財布から持ち出し、ということになっているそうだ。本の中には《警察官の給料は安い》とも書かれており、その上持ち出しまであるとなると、頭の痛い話である。</p>
				<p>本の中には給料の額については直接書かれていなかったので検索した。<br />
				<a href="http://www.13hw.com/job/05_05_22.html">警察官 | 村上龍の職業紹介 | 13歳のハローワーク 公式サイト</a></p>
				<blockquote><p>警視庁作成の警察官モデル年収（残業手当は除く）によると、巡査部長（35歳、妻と子供2人がいる場合）で月給40万円、年収660万円。警部補（45歳、同）で月給50万円、年収830万円。警部（50歳、同）で月給55万円、年収930万円となっています。</p></blockquote>
				<p>これだけ見ると、高くはない印象。ただし、先に引用したように徹夜勤務も多く、捜査員が捜査中は残業でほとんど家に帰れないという事情もあるため、残業手当を加算すると安いとも言えなさそう。持ち出しがどの程度あるかにもよるのかなぁ。</p>
				<p>ちなみに、35歳で巡査部長と書かれているが、これはノンキャリと呼ばれる叩き上げ警察官のケースで、キャリアと呼ばれる、大卒で上級国家公務員試験を通った警察官はいきなり警部補スタートなので、給料は同年代のノンキャリよりもかなり高額になる。</p>
				<p>これは、本に書かれているとおり、下っ端が割を食ってると評価すべきなのだろうか？それとも？ そのへんは本の中に実際の数値が示されていないので、闇の中です。</p>
				<blockquote><p>中には、<br />
				「警察官には最低の賃金だけ与え、活かさず殺さず」<br />
				という非人間的なことをいう識者もいるが、</p></blockquote>
				<p>実態がどうであれ、↑これ↑はいかんだろう、識者。保険に入れなかったり、平均寿命が短かったり、事件に巻き込まれる可能性が高いという事情もあるんだからそのへんは多少給料に加味されるべきだと思う。</p>
				<p>このあたりの、激務な割に薄給、という事情を眺めていて、まっさきに頭に浮かんだのが昨今ニュースをにぎわしている「医療崩壊」だった。なり手が少なくなったら「治安崩壊」もあるのかねえ。もう治安は悪化してるっていう説もあるけど。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://spherical-moss.net/2008/10/police-story/feed/</wfw:commentRss>
		</item>
		<item>
		<title>解離性障害ー「うしろに誰かいる」の精神病理</title>
		<link>http://spherical-moss.net/2008/10/dissociation/</link>
		<comments>http://spherical-moss.net/2008/10/dissociation/#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 27 Oct 2008 09:36:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>TsumuRi</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[書籍]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://spherical-moss.net/507/supri/</guid>
		<description><![CDATA[				解離性障害―「うしろに誰かいる」の精神病理
				柴山雅俊（著）／ちくま新書
				この病に関する本は、一般向けのものがほとんど出ていない。何冊かタイトルは知っていたものの、ほとんどが専門家向けの本で、お世辞 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480063838/sphm-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41K13PuhV0L._SL160_.jpg" alt="解離性障害―「うしろに誰かいる」の精神病理 (ちくま新書 677)" style="border: none; float: left; margin-right: 1em; " /></a><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480063838/sphm-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">解離性障害―「うしろに誰かいる」の精神病理</a><br />
				柴山雅俊（著）／ちくま新書</p>
				<p>この病に関する本は、一般向けのものがほとんど出ていない。何冊かタイトルは知っていたものの、ほとんどが専門家向けの本で、お世辞にも取っつきやすいとは言えなかった。 この本は新書で値段的にも厚さ的にも手に取りやすいので、この病を知りたい人が、とりあえず読んでみるにはオススメだと思う。<br clear="left" /> </p>
				<p><span id="more-507"></span></p>
				<blockquote><p>第1章　解離性障害とはどういうものか<br />
				第2章　解離以前の体験<br />
				第3章　彼女たち（彼ら）はどのように感じているか<br />
				第4章　解離の構造<br />
				第5章　外傷体験は解離にどのような影響を与えるか<br />
				第6章　解離の周辺<br />
				第7章　解離とこころ<br />
				第8章　解離への治療的接近</p></blockquote>
				<p>この本をざっと最後まで読んでユニークだと思ったのは、外から見た場合に特徴的であり、よく話題にされてきた「健忘」「同一性混乱」「同一性変容」の部分に関しては、《五つの中核的な解離症状》の一部として挙げておきながらも、その後の部分ではほとんど触れていないことだ。一方で、内から見た場合、四六時中つきまとっている感覚「離人」「疎隔」にページのほとんどを割いている。</p>
				<p>前書きの部分で著者自身が《本書が従来の解離の解説書と異なった特色をもつとすれば、解離の世界を主観的な視点から、つまり患者自身の視点から彼女たち（彼ら）の体験世界を具体的に描き出したことである》と書いていることもあり、あくまで当事者の目線に寄り添った本だと思う。この病の全貌（症状や理論的なものを含めて）を理解したい人は、これを読んでから他の本とがっつり格闘することをオススメしたい。</p>
				<p>著者が観察した症例や、この病の当事者の体験談に対し、筆者の解釈を添える形で書かれている。第1章から第5章まで、私自身が当事者だということもあり、あまりの再現性にくらくらした。何故そこまで私のことを知っているのだ、何故そこまで私の見ている世界を忠実に再現しているのだ、というのが素直な感想である。私自身の体験と厳密には一致しない部分も当然あるのだが、それでも驚いた。</p>
				<p>著者は前書きで《本書は一般向けではあるが、私自身の気持ちとしては解離の病態に苦しんでいる人たちに向けて書いたつもりである》と書いているが、ここまできれいになぞられると、当事者が読むにはきつい部分も多くあるのではないかと思う。</p>
				<p>キーワードだけでもここに挙げてみようと思ったが、きれいになぞりすぎていてどこを抜き書きしていいのか分からない。というか全部抜き書きしないとなぞれないような気がしたのでやめた。</p>
				<p>内側からの視点として第1章から第5章までが興味深いが、個人的には、それ以降の章の方が知識として目新しい感じがした。</p>
				<p>第5章では《外傷体験は解離にどのような影響を与えるか》として、解離の患者の生育歴に焦点を当てている。両親の不仲、離婚、両親からの虐待、学校でのいじめ等が「安全にいられる居場所の喪失」に結びつき、これらが解離を発生させ、憎悪させるとしている。一方で、解離の患者が小児期にしやすい体験として、持続的な空想、想像上の友人、表象と知覚の混同傾向などが挙げられている。一見、外傷の結果がこれらの体験であるかのようにも思えるが、どちらが時間的に先行するかは断定できないと筆者は述べる。</p>
				<p>余談だが、この章の中で、筆者が《PTSDにみられる戦争体験、自然災害、犯罪被害、事故、性暴力と比較すると心の傷という点では共通しているが、外傷の性質としては異なっている》とわざわざ書いていることも興味深い。</p>
				<p>第6章では《解離の周辺》として、症状が共通している病や、患者の主観的な訴えの細かいニュアンスまで汲み取らないと誤診しやすい病などを挙げている。境界性パーソナリティ障害、気分障害、統合失調症、摂食障害との類似点および異なる点を挙げ、診断をつけることの重要性について書いている。こういうのを読むと、診断をつけるのは職人芸であるなぁと思う。一般人が区別することなんてまず不可能なのでお茶請け程度に。</p>
				<p>第8章では《解離への治療的接近》として、著者の治療戦略的なものが記載されている。とりあえず、自分がこれまで治療されてきた経験をなぞらえて読んだところ、ああ、そういうこともあったなぁと思い当たる部分が多くあった。回復した患者の言葉や、治療関係の方向性が提示されることもあり、脳みそが不穏にざわざわする部分が多いこの本の中では、わりと穏やかな気持ちで読める章だと思う。</p>
				<p>第2章の途中に哲学者の言葉が挿入されたり、第7章すべてを割いて宮沢賢治の表現が取り上げられたりと、直感的な理解が難しい部分もあったが、このあたりはとりあえず字面をなぞるだけにした。一生懸命理解しなくてもあまり差し支えないように思う。著者の趣味ということにして勝手に納得した私である（←ヲイ</p>
				<p>先に書いたことに戻るが、今まさに治療を受けている当事者から見て、体験をよく再現した本だと思う。ただし、症状や理論的なものを含めて深く理解したい人には、もっと分厚い専門書と格闘することをオススメする。</p>
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		<title>深刻な話に首を突っこむと自分が見えなくなる</title>
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		<pubDate>Thu, 23 Oct 2008 11:21:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>TsumuRi</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[こころの深淵]]></category>

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		<description><![CDATA[				精神を病んだ友人にどこまで関わってよいのか悩む 
				ときどき、電話やメールで上記のような相談をされることがある。
				そんなにしょっちゅう聞いているわけでもないのだけど、相談してきた友人を見ていて、「他 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p><a href="http://anond.hatelabo.jp/20081021021700">精神を病んだ友人にどこまで関わってよいのか悩む </a></p>
				<p>ときどき、電話やメールで上記のような相談をされることがある。</p>
				<p>そんなにしょっちゅう聞いているわけでもないのだけど、相談してきた友人を見ていて、「他人の深刻な話に関わるとき、頭の中が相手第一になってしまって、相手と自分との関係性をどうしたいのか、そもそも自分はどうしたいのか、そのへんすっぽり抜け落ちたりするよなあ」と思う。</p>
				<p><span id="more-511"></span></p>
				<p>「どうしたらいいの」「どこまで関わっていいの」と聞かれることが多いけど、そんなに抽象的なことを聞かれても困る。逆に「あなた自身はどうしたいの？」「あなたは今の状況をどう思っているの？」「相手との関係性をどうしたいの？」と質問攻めにしたくなる。そっちの落としどころが分からないんだから、「どうしたらいいの」に対して「知らんがな」としか言いようがない。</p>
				<p>「相手を助けたい」に見えても、蓋を開けたら微妙に違うこともある。「すごく仲のいい友人の様子がおかしい、なんとかしたいけどどうしていいかわからない」だけではなく、「特に仲のいい子じゃないけど、寄りかかられた行きがかり上しかたない」「正直嫌なんだけど、状況的に（世間的に）自分がなんとかしなきゃいけない」など、事情は様々。</p>
				<p>特に後ろのふたつの場合、「相手を助ける方法」ではなく「相手を刺激しないように距離を置く方法」を必要としており、提示すべきものが真逆になるし、落としどころが分からないと「知らんがな」としか言えない。</p>
				<p>***</p>
				<p>最初のリンク先みたいなケースの相談をされたことがあって。</p>
				<p>久々に電話をかけてきた友人から、すごく深刻な声で状況を説明され「どうしたらいい？」と聞かれた。私は上記のような考え方の人なので「あんたどうしたいの？」「相手のことどう思ってるの？」と聞いた。すると「つらいし、しんどい」と、10分くらい泣かれた。泣き終わったあとで「私、ちょっと参っちゃってたみたい。すっきりした」と言われた。</p>
				<p>あんた、気づくの遅すぎ……orz</p>
				<p>自覚なく消耗させられるぐらいなら、最初から関わらなきゃいいのに、と思うこともあるけど、そんな単純なもんでもないだろう。なんとかしなきゃと思っているうちに自分のことが見えなくなって、いつの間にか相手第一、滅私奉公になるんだろうなぁ。相手から要請があったときだけ考えるようにできたらいいけど、365日24時間滅私奉公になったら、間違いなく飲み込まれると思う。</p>
				<p>それもあって、いつも「あんたどうしたいの？」と聞いてる。</p>
				<p>***</p>
				<p>話は変わるけど。</p>
				<p>ただの愚痴ならまだしも、人が辛いといって泣くのは、たとえ電話越しであっても、自分の感情や思い出に蓋をしようと努力しても、やっぱりそれなりにダメージを受ける。どうしても自分の経験した痛みを重ねて見てしまう部分があるんだよなぁ。自分の中から未消化なものを呼び起こされたら最悪な目に遭うのも予想できる。それなのになんで人の話を聞いたりしてるんだろう。意味が分からない。</p>
				<p>だけどバカみたいに話聞いちゃったし、過ぎたことをぐちゃぐちゃ言ってもしかたがないので、自分が滑り落ちないように今日もぺたぺたと足場を固める。</p>
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		<title>耳鼻科で耳掃除されてきた</title>
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		<pubDate>Mon, 20 Oct 2008 09:34:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>TsumuRi</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[日常語り的な何か]]></category>

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		<description><![CDATA[				一週間くらい前から右耳の奥の方でがさごそいう音がして、耳かきしてもやっぱりがさごそ音が止まらず、しかも耳の奥が微妙に痛かったり、頭痛くなったりでもういいかげん無理だ、これはおかしいと思ったので耳鼻科に行ったらお耳 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>一週間くらい前から右耳の奥の方でがさごそいう音がして、耳かきしてもやっぱりがさごそ音が止まらず、しかも耳の奥が微妙に痛かったり、頭痛くなったりでもういいかげん無理だ、これはおかしいと思ったので耳鼻科に行ったらお耳掃除された。</p>
				<p><span id="more-744"></span></p>
				<p><a href="#mimi-link">耳鼻科で耳掃除する関連のリンク集 (お急ぎの方向け)</a></p>
				<p>痛くなるまで耳鼻科に行くのを躊躇したのは、あんまりがさごそとうるさいのでもしかしたら虫でも入ってるんじゃないかとびびりまくったせいです。実際は「鼓膜に耳垢がくっついている」でした。それなら不快感を我慢せずにさっさと来ればよかった。</p>
				<p>なんでも<strong>鼓膜にくっついてる耳垢をむりやり剥がすと、最悪鼓膜がぱちんと破れる</strong>らしい。(((( ；ﾟДﾟ)))ｺｴｰ</p>
				<p>そこでふやかして取るということで診察台に横向きに寝かされ、右耳に謎の液体を入れられ、放置されること10分以上。右耳に綿を詰められ、反対向いて左耳にも謎の液体を入れられやっぱり10分以上放置される。で、左耳にも綿を詰められ、診察の席に戻される。</p>
				<p>先生が他の患者さんの処置をしてたので、さらにそのまま放置される。隣から妙な咳が聞こえてくる。どうやらなんか突っこんでるらしい。「鼻から喉までは妙なものできてないよー」とか聞こえてくる。聞こえすぎだろと心の中でおもいっきり突っこんだが、おじいちゃん先生なのでそのへんはゆるゆるで当たり前なのだろうと納得する。</p>
				<p>それ以前に同じ診察室（だだっ広い）に患者複数人つっこんで診察と処置をしてるので、プライバシーも何もないのである。おいらも処置待ちでてるてる坊主になってる状態を、なんか突っこまれてる患者さんにおもっくそ見られたのである。が、どうせ知らない人だし、耳鼻科な時点で別にどうでもいい気がした。これが婦人科・泌尿器科・肛門科あたりだと、のちのち大問題に発展するのだろうなあとかどうでもいいことを考えるのだった。</p>
				<p>で、いよいよ耳掃除の続きなのであるが。</p>
				<p>先生と看護婦さんがしきりに「痛いこと何もしないからねー。赤ちゃんでもやってるから」と強調するので、いったいなにをされるのかとちょっと警戒していたんだけど、された事といえば、注射器で耳の奥にびょーっとぬるま湯（冷たくもないけど温くもない）をかけられ、耳の中を洗われただけだった。なるほどそれでてるてる坊主にされたのか。びょーっとぬるま湯を入れられるのは、ちょっとこそば気持ちいいんだけど、耳に水入れていいんかい！と心の中でつっこむ。</p>
				<p>耳の下に膿盆をかまえていた看護婦さんが嬉しげに「取れたよー」と言って残骸を見せてくれた。看護婦さん、あなた耳かきマニアのツボをよく分かってらっしゃいますね。</p>
				<p>耳の深いところに残った水を綿で丁寧に取り、軟膏をつけてもらって終了。なんだこれだけかと拍子抜けしたけど、けっこう時間はかかっていた。1時間くらい。ふやかし時間がけっこうかかるせいだと思う。</p>
				<p>両耳を洗ってもらった結果、がさごそ音がまったくしなくなった。痛みも取れた。しかし両耳ともきれいになりすぎたのか、ちょっとすーすーして秋の冷たい風がダイレクトにくるような気がする。</p>
				<p>てか、後で検索して知ったんだけど、耳鼻科って普通に耳掃除してくれるんだなぁ。しかも耳垢って奥まで耳掃除をしないでも勝手に耳の入り口まで出てくる（乾いた耳垢の場合）ので、それをちょこっと拭ってやるだけで十分だという。じゃあこれだけ出回ってる耳かきグッズはいったいなんなんだー！</p>
				<p>ついこないだ耳掃除しすぎて耳から血が出たので、普段はほっといて違和感出たときだけプロに取ってもらう方が賢明かも知れぬ、とは思った。</p>
				<h3>余談：ハイパーおじいちゃん先生のこと</h3>
				<p>本題とはまったくそれる話。そこの耳鼻科の先生は見た目70歳前後なんだけど、なんかよくわからんがハイパーだ。妙な味がある。</p>
				<p>以前酷いめまいに襲われたときに、念のためそこでお世話になったんだけど、目をつぶって足踏みするという検査を私と一緒になって楽しそうにやってた。私の方はいつの間にかどっか移動してたり方向が変わってたりしたのに、おじいちゃん先生は微動だにせず元の位置、元の方向。平衡感覚でじいちゃんに負けた……。</p>
				<p>「鍛えればこんなもんですホッホッホ」「若いんだから鍛えなさいねー」とか高笑いするような人で、なんだこのじいさんすげえと思ってから、なんとなくそこのお世話になっている。</p>
				<p>でもじいちゃん、小声でぶつぶつ言うからなにが大事なのか、なにが言いたいのか、たまに聞き取れなくてよくわからんのであった。要点だけを看護婦さんが通訳してくれる。いいのか悪いのかｗ</p>
				<p>そして全身の白衣（外科の先生が着てそうなやつ）を着込んだ上に普通の白衣を着、頭には白い帽子（手術帽子の白いバージョンみたいな）、口と鼻はマスクで覆っていて、さらに<a href="http://www1.odn.ne.jp/~aag79570/Gakutai.html">額帯鏡</a>（金属の丸い板みたいなやつ）をつけてるもんだから、初見はかなりぎょっとする風貌である。子ども怖がらんのかなぁ、と思う。以前平日の昼間に行ったら若いお母さんと子どもしかいなかったが。</p>
				<p>これだけ装備を固めまくってるので、もしかしたら眼鏡も保護眼鏡なのかもしれないが、単に老眼鏡かもしれない。</p>
				<p>とにかく、風貌も雰囲気も<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4088730682/sphm-22/ref=nosim/">サイボーグじいちゃんG</a>を彷彿とさせるじいちゃん先生なのであった。おじいちゃん先生の中身がサイボーグでもあんまりびっくりしないと思う。いやむしろその方がおもしろくていい、とか思ってしまう。つまり私はじいちゃん先生のファンなのである。</p>
				<p><a name="mimi-link"></p>
				<h3>耳掃除リンク</h3>
				<p>以下、10/26 追記。<br />
				「耳鼻科 耳掃除」で検索してくる方が妙に多いので、リンクしときます。</p>
				<p><a href="http://www.linkclub.or.jp/~entkasai/mimiaka.html">耳垢、外耳道異物：笠井耳鼻咽喉科クリニック自由が丘診療室</a><br />
				<a href="http://homepage3.nifty.com/shibutani/toribia.html">耳鼻科のトリビア：しぶたに医院</a>（その12）<br />
				<a href="http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec19/ch219/ch219b.html">耳づまり：メルクマニュアル家庭版 219章 外耳の病気</a></p>
				<p>OKweb や Yahoo！知恵袋にいくつか Q&#038;A がありますが、耳に違和感があったら耳鼻科に行っていい（むしろ推奨）というのが一般的な見解のようです。</p>
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